こんにちは、今日もどこかを旅しおります管理人こと旅人AJ
シリーズ:旅人も建築知っておけば旅がもっと面白くなる!
今回も、旅人がい分の勉強がてらに記事を書きます。
旅で訪れる観光地なんて”自然”か”建物”かの二択です(暴論)
建築の知識が少しあるだけで、旅の半分がより深くなると言えるでしょう!
建築の知識があると、建物や遺跡に行った時に、より楽しめるかもしれないね
今回はルネットです。
る、ルネット?なにそれ
言葉として聞いたことはなくても、みなさん必ず見たことがある建築ですよ
ヨーロッパへ旅する予定のみなさんも、建築の基礎を身につけておいて、旅をより楽しみましょう!
ルネット 特徴
ルネットは、玄関などの扉の上にある半円型の部分のことです。日本語だと扇窓っていうみたいです。
あぁ、前から気になっていたけど、名前があったんだ
西洋の建物はアーチが多いので、出入り口にはどうしてもルネットができてしまうんですね。
ちなみにルネットはフランス語で”小さな三日月”という意味なんだそうよ
ガラスで窓にしてあるもの以外にも、ガッツリ装飾が施されているものもありますよ。
こういう装飾が施されたものはティンパヌムと言うらしいです。これもフランス語由来の言葉だとか。
アーチは昔からあったはずなのに、このへんの用語がフランス語由来なのはなんでなんだろう。ちょっと気になる
アーキヴォールト
ちなみに、アーチとアーチの間の、かまぼこ型の面の部分をヴォールトと言うらしいです。
日本語では穹窿(きゅうりゅう)。なんか字面がカッコいい
こちらは僕がジェノバで入った教会です。この写真でいうと、左の部分は筒という意味のバレルヴォールト、真ん中の部分はクロスヴォールトと言うそうです。
さらに、これに由来して、ティンパヌムの縁にある装飾をアーキボルトというそうです。
いや〜、アーキボルトの芸が細かいですね〜
とりあえず言いたいだけのやつ!
旅で見てきたルネットたち
と、長々と説明しといてアレなのですが、習うより慣れろ、だと思うので見ていきましょう。
これはトルコにあったキリスト教会。ルネットに宗教画が描いてありますね。
こちらはイタリアのジェノバから。ルネットになにか文字が書いてある。看板代わりでしょうか。
最後はイタリアの魔女の村トリオラ。納得のかわいい魔女イラストです。
おわりに
ということで、今回は、西洋の建物にあるルネットについて学びました。
イスラム建築で言うところのイーワーンみたいなものだよね。
やっぱり、どの地域の建築も入り口にはこだわりをみせてしまうのは、人の性なのかもしれませんね。
ヨーロッパを旅される方は、せっかくなので入り口を入る前に、その上にある三日月に注目してみてはいかがでしょうか。
それではまた次回
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