もうすぐそこにカスピ海
カザフスタンまで来たわけですが、いよいよカスピ海が近づいてきました。カスピ海ってなんなら、この辺の国家より知名度が高いですよね。
でも、どうして湖じゃなくて海なんだろうって、思いますよね?
えー、おもったんで調べました。
カスピ海の歴史
カスピ海(カスピかい、ロシア語: Каспийское море、英語: Caspian Sea)は、ユーラシア大陸の中央アジアと東ヨーロッパの境界にある塩湖。世界最大の湖である。カスピの名は古代に南西岸にいたカス族あるいはカスピ族に由来する。
ご存知、世界最大の湖です。でかすぎて、昔の人が海と勘違いしたのかな?
と、頑張って探したのですが、明確な理由はわからずじまいでした(笑)
琵琶湖だって、昔は「淡海乃海」(あふみのうみ)、浜名湖ですら遠淡海(とほつあふみ)だったみたいなんで、まぁ大きかったら海なんでしょうね。
現代はそうも言っていられない
さて、ただ現代はそうも言っていられません。沿岸国のロシア、カザフスタン、トルクメニスタン、イラン、アゼルバイジャンでここ20年近く海か湖かで論争になっていたらしいです。原因はカスピ海に眠る石油だとか。さらに、海だった場合は排他的経済水域で国境が決まり、湖だった場合は協議の上決定ということで領土問題にもなっていたようです。
上の記事に詳しいです。ってゆーかすごい最近やん。
結論から言うと、湖派のイランがおれて、ロシアの主張していた海!ということで合意がなされたみたいですね。沿岸部の面積が少ないから、海になるとイランは不利だったとか。
なるほどなぁ
七つの海にまつわる話
七つの海って言葉ありますよね。おれの海的な。発端は、カスピ海って入ってたっけ?と思ったとこからですね。調べましたよー
七つの海(ななつのうみ、英: “Seven Seas”)とは、「(既知の)全世界の海」を表す言葉である。
具体的な7つの海域を数え上げることもある。ただし、どの7つを数えるか、また、実際にどの範囲が「全世界」とみなされるかは、地域と時代によって異なる。
英語圏では、ラドヤード・キップリングの1896年の詩「七つの海 (The Seven Seas)」で有名になった言葉である。
ふむふむ、ではずばり。
これが七つの海だ
”中世アラビア”
中世アラビア人は、彼らが帆船で航海した全ての海を7つに数え上げた。これが本来の「七つの海」であると言える。大西洋・地中海・紅海・ペルシャ湾(アラビア湾)・アラビア海・ベンガル湾・南シナ海・中世ヨーロッパ
“中世ヨーロッパの七つの海”
ヨーロッパ人は、多少異なる範囲を七つの海と呼んだ。大西洋・地中海・黒海・カスピ海・紅海・ペルシャ湾(アラビア湾)・インド洋
“大航海時代”
大航海時代になり初めて、「七つの海」の範囲は実際に全世界になった。大西洋・地中海・カリブ海・メキシコ湾・太平洋・インド洋・北極海(北氷洋)
“現代”
五大洋。このうち大西洋と太平洋を南北に分けたのが七大洋である。
現代は、次のように数えることが多い。全て大洋であるため、「七つの大洋(七大洋)」とも呼ばれる。北大西洋・南大西洋・北太平洋・南太平洋・インド洋・北極海(北氷洋)・南極海(南氷洋)
なるほど。
初出はアラビアンナイトでいいのかな。なかなか記述は見つからなかったです。
画像はタイの海です。海の画像探してたら、久しぶりに海に行きたくなってきた。