今回のあらすじ
スペインはバルセロナからフランスを目指して
山岳国家アンドラへ寄り道
スペインからフランスへ!
スペインのバルセロナでの滞在を終え、その後の道筋を行きあたりばったりで考えていました。
スペイン国内も魅力的な街がたくさんあるのですが、今回は、地中海に沿ってフランス南河岸をイタリアまで行ってみようと決めました。
ということで、スペインから、一路フランスを目指します。
スペイン国内の町やルート、たくさん下調べしてたのに、全部無駄に・・・。
でもコロナの影響下での陸路国境の情報が、イギリスではなかなか手に入らず、いざ来てみると、行けそうだと判明した感じでした。行けそうなら行ってみるか、と予定を180度方向転換しました、
山奥の村 セオ=デ=ウルヘル
ということで、スペインの山奥、アンドラの国境付近の村セオ=デ=ウルヘルにやってきました。
村と言っても、そこまで田舎というわけではありません。
結構村おこしも頑張っているし、昔から、ピレネー山脈越えの要として、栄えていたらしく、大きな教会だってあります。
レンガ造りの無骨な作りで、建物の中もなかなかに迫力がありました。
アンドラ到着!
国境の町セオ=デ=ウルヘルから、バスでいよいよピレネー山脈越えです。
行けそうとの情報があったとはいえ、コロナ禍での初の陸路国境だったので、けっこうドキドキだったのを覚えています。
さて、みなさんアンドラというヨーロッパの国、ご存知でしょうか。
フランスとスペインを分けるピレネー山脈の中に、アンドラという小さな国があるんです。
首都はアンドラ・ラ・ベリャという街で、山の谷間の川沿いに作られた街です。
流れているこの川はバリラ川という名前だそうです。
国とはいえ、その国土は、日本で言うところの、金沢市とおんなじくらい。
いわゆる公国とよばれる国になります。
首都の他に街が3つ4つ、他には湖なんかがあるだけの、本当に小さな国なんです。
けれども、リゾート化に成功したおかげで、特に冬はスキー客がヨーロッパ中からやってくんだそうです。
なので、街の中はしっかり整備されています。
山の中のせいか、天気は不安定でした。何度か土砂降りにあいました。
アンドラでハイキング!山の空気がうまい!
冬はスキーで賑やかなアンドラですが、夏だってハイキングが楽しめます。
遠くの山を見ながら、山歩きを何度か楽しみました。
ちょうど、花も咲き出す時期で、黄色い花が、緑の草木にマッチしてていましたよ。
こちらは白い花。
そして、紫の花。
一度目のハイキングの目的地は、この湖。なんでも昔は、魔女がこの湖で儀式をやっていたんだとか。2時間ほど登って、たどり着きました。
カッコよく撮ったけど、実は、左を向けば電波塔、右を向けば水力発電。国土が小さいから、伝説の残る湖も貴重な資源。しょうがないですかね。
疲れた足が、ひんやりと気持ちよかったです。
湖から流れ出た水は、こうして小川になっています。
さて、次のハイキングは、街が見下ろせる展望台を目指します。
森の中の道を歩くこともありました。
自転車でサイクリングなんかも気持ちいいでしょうね。
あぁ、なんだか向こうに山小屋が!
普段は、そこまで歩き回ったり、アウトドアな山登りしたりしないので、もうヘトヘトです。
というわけで、こちらも二時間ほどの山登りで到着!
ちなみに、道路もしっかりあって、車なら20分でいけます。
道中の景色+達成感は、車では味わえませんけどね。
車でくると、こんな道。まさに、ヨーロッパ版、いろは坂。
サイクリングは面白いだろうなぁ。
おわりに
ということで、今回はスペイン・バルセロナから、フランスへ抜ける旅路を、中継地アンドラの景色とともにお届けしました。
次回はフランス初上陸!トゥールーズの街から始まります。
つづく⇨
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