旅人も知っておこうよ、クラシックの歴史!

画像:クラシック音楽 Art Time

こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

今回は、クラシックの歴史を少し調べてみました。

太陽の精
太陽の精

こないだ、クラシックを調べる宣言していたもんね

前回は、国ごとの代表的な作曲家を調べたので、今回は少しだけ歴史を調べてみようと思います。

ヨーロッパへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!

クラシック 簡単な 歴史

クラシックの歴史をざっくり調べてみましたが、やっぱりルネッサンスが大きな起点となっているようです。

太陽の精
太陽の精

このへんは、以前まとめた美術の歴史とも似通っていて面白いね。

その後、大きく分けて4つの時代があったようです。近年になるにつれてそれぞれの時代が継続した期間が短くなっていくのも面白いですね。

これだけでOK ざっくり 音楽史

  • 〜ルネサンス(16世紀まで)
  • バロック(17世紀〜1750:150年ほど)
  • 古典(1750〜1820:70年ほど)
  • ロマン(1820〜1880:60年ほど)
     〈国民楽派(1850〜1880:30年ほど)〉

ルネッサンスまでの歴史

もちろん、ルネサンス以前も音楽というものは存在していました。9世紀に楽譜の原型が、12世紀に混声合唱(パート分け)が発明されていたりします。ドレミの楽譜は17世紀です。

芸術においてルネサンスというと、昔の芸術や美意識を復興させる、といった意味合いがありますが、ルネサンス音楽の場合は少し違います

AJ(nobu)
AJ(nobu)

じゃないと、古代ローマ人がクラシック音楽を聞いてたことになっちゃうもんね

ルネサンス音楽は、ルネサンス期に興ったイケイケの新しい音楽なのです。

それまでは5度の和音が美しいとされていた大陸に音楽会に、イギリス古来の3度・6度和音が伝わったことが革新的であったとされています。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

っていうか和音て何?

太陽の精
太陽の精

あ、君、そのレベルなんだね。

楽器なんてほとんどやってこなかった旅人なので、音楽用語が難しくてWikiを読むのにも時間がかかりました。和音は複数の音を同時に鳴らすことですね。3度の和音というと、ドの音から(ドを入れて)3つ離れたミの音との和音。5度だとドとソ、6度だとドとラの組み合わせになります。

ド ・ レ ・ ミ ・ ファ ・ ソ ・ ラ ・ シ ・ ド

AJ(nobu)
AJ(nobu)

6度の和音は、音が6こ重なるのかと思ったわ

と、革新がイギリスからやってきたこともあり、ルネサンス音楽の中心地はフランドル地方やブルゴーニュ地方だったそうです。もちろんすぐに大陸全土に広がったようですが、このへんも中心地がイタリアであった芸術史とは違っておもしろいですね。

ルネサンス芸術のまとめ記事⇩

実際に聞いてみる。

もうひとつ。

こうやって聞くと、それ以前の民族音楽的・教会音楽的な音楽の雰囲気がまだまだ、残っているように感じますね。”中世・ルネッサンス音楽”とくくられることも多いようだので、ルネサンス音楽というカテゴライズよりは、中世音楽の終焉・最栄がルネサンス期と重なっていたと捉える方が良さそうですね。

バロック音楽とは

バロックと”いびつな真珠”!

ずばり言えば、絶対王政の時期に流行った装飾ゴテゴテの派手派手のババーンっていう芸術郡になります。

ということは、バロック音楽もそうなのかというと、実はそうでもありません。ルネサンス音楽と同様に、時代区分としてその名が用いられているだけで、なにか大きな音楽的潮流があったわけではないようです。

1つだけ要素としてあげると、オペラや宮廷音楽の流行という背景が挙げられます。楽団の規模も大きくなり、音楽の複雑化が興ったことを考えると、バロックという名前もあながち間違っていないような気がします。

代表的な作曲家はやはりバッハになるようです。

曲名は難しいですが誰でも聞いたことのある、バッハによる例のアレ⇩

 

ちなみにバロック音楽期のおわりとされる1750年はバッハが亡くなった年。まさに、バロック期を代表する作家と言えるますね。この時代の最後に出てきた、バロック期の集大成ともいえる作曲家で、音楽の父とも呼ばれています。

古典派音楽とは

さて、バッハが亡くなって次の時代は何かというと古典派時代です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

なんか、途中に挟まってるのに古典派って変な感じするよね

それもそのはず、古典派という名前は更に次のロマン派の人たちが名付けた名前なのです。古典派は英語だとClassical Period(クラシカル・ピリオド)まさにクラシックの中のクラシック。実際多くの有名な作曲家がこの時代に生まれました。

だるま©
だるま©

あたりまえだけど。古典派の人たちが、”俺達は古典派だ”って言っていたわけではないのね

それだけ、音楽が文化的に興隆を迎えスタンダードが出来上がった時期だそうです。

実際にこの時代は、理性を重視する啓蒙時代を背景に楽曲の均斉感と合理的な展開が重視され、ソナタ形式が発展しました。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

あぁ、あれね。ソナタね、ソナタ。

ソナタは、音楽の展開のことで、前奏・サビ・間奏・大サビ・後奏みたいな構成のことを言うのだそうです。(多分だいぶ違う)

いわゆる音楽の王道が確立された時代だそうで、各国ごとの差異が少なく・展開も似通っているために後世の作曲家からクラシック(古典)と、揶揄されるように呼ばれたそうです。

中心地はウィーン。代表的な作曲家は、ハイドン・モーツァルト・ベートーヴェン。この3人はよくセットで、古典派の代表的作曲家として取り上げられるようです。

ちなみにバロック音楽がバッハの死と共に古典派へ移ったように、古典派音楽の時代はベートーヴェンの死とともに次の時代へと移ります。

ロマン派音楽とは

時代は移り、音楽や楽器が民衆のより身近なものになっていきます。一般家庭にもピアノが普及し、ピアノ作品が多いのも特徴です。古典主義が重視しなかった感情・感覚・直感などを重視するロマン主義に基づきます。半音階や遠隔調への転調を多用し、より表情豊かな表現が追求されました。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

王道の殻を打ち破ろうとする時代だね

ロマン派で代表的な作曲家といえばショパンです。ショパンは、その作品の殆どがピアノの曲だそうです。ベートーヴェンたち古典派とはだいぶ異なっていますね。

また、そのなかでも国民楽派という潮流が、19世紀のナショナリズムの高鳴りとともに発展します。

国民楽派とは

19世紀中頃から20世紀にかけて、民族主義的な音楽を作った作曲家の総称です。自国の民謡や民族音楽の形式を重視した楽派です。そこに民族的独自性を盛り込むという点が共通点であるが、相互の地域の音楽で共通するものはほとんど見られないのが特徴です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

自分たちの国っぽさ、を音楽にも求めた時代なんだね

太陽の精
太陽の精

バリエーションが豊かで、面白い曲が多いね

また、ナショナリズムの影響は大国とて同様。ドイツではワーグナー派とブラームス派で大論争。フランスは印象派の興隆とともにラヴェルやドビュッシーが誕生。ロシアでもチャイコフスキーが活躍したりします。

そしてポピュラー音楽へ

その後、二度の世界大戦を経て、時代・文化の中心はアメリカへと移ります。

20世紀初頭よりジャズの文化が花開き、科学技術の発展とともに20世紀後半からはポピュラー音楽・ロックミュージックの誕生へと時代は移っていくのです。

おわりに

今回はクラシック音楽の歴史を、ざっくりとまとめてみました。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

今回は、知らないことばかりで大変だったね

いくぶん基礎知識がさっぱりなもので、まだまだ勉強することが多そうです。でもせっかく、ヨーロッパを旅するのなら、こういったことも知っていたほうが旅がもっと面白くなりますよね。

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