旅人も知っておこうよ美術の歴史 Part 2

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どうも、旅人です。ガンバって美術の歴史を記事にまとめております。。。

超ざっくりとした初回に続いて、各時代をやや詳しめに見ていきます。今回はルネサンス編

旅をする時に少しでも楽しみが増えてくれればなぁ、と思います。

古代芸術編はコチラ⇩

旅 芸術 歴史

あらためまして、AJ(nobu)です。なかなかやらないシリーズ物の第二回ですよ。

今回はルネサンス期の美術史をざっくり記事にしてまとめますよ。

美術なんて興味ないし、という旅人の多いこと多いこと多いこと。

そんな旅人が、旅情報を求めて彷徨った先に、このブログと出会うことを祈って記事にしますよ。

今回のざっくり

前期ルネサンス14c

初期ルネサンス15c

  <北方ルネサンス15c 末-16c(16cネーデルラント絵画)>

最盛ルネサンス15末-16c初(マニエリスム16c)

今回の3行はこちら!!

太陽の精
太陽の精

4行だよねこれ

初回でも書いたように⇩

ルネサンス全体としては14世紀−16世紀の出来事ということでいいと思います。

(1300年から15xx年の間ですね)

AJ(nobu)
AJ(nobu)

ルネサンスといえば、レオナルド・ダ・ヴィンチ!

 

太陽の精
太陽の精

万能の人、と呼ばれるthe・ルネサンスみたいな人だよね

 

ですが、彼が登場するのは、15世紀の後半。ルネサンス全体の半分が過ぎた頃です。

前期ルネサンス初期ルネサンスという流れが200年あってから、ダヴィンチ達が登場する最盛ルネサンスがやってくると考えていいでしょう。

それでは、いっこづつ見ていきましょう。

前期ルネサンス ポイント

ルネサンス以前の13世紀。世の芸術は、ビザンツ帝国を中心としたゴシック様式が主流の時代です。

そんな中イタリア半島ではフィレンツェや、シエナといった自治都市が繁栄し始めていました。

そこに将来『ルネッサンスの開祖、西洋絵画の父』とまで呼ばれる男、がさっそうと現れます。もともとはフィレンツェの羊飼いであった、その男の名はジョットと言います。彼はフィレンツェに住んでいたので、彼に続く画家はフィレンツェ派と呼ばれるようになりました。

一方、シエナにも同じく天才が現れます。一説によると、ジョットと兄弟弟子だったという。その男はドゥッチョ。彼は、それまでのゴシック芸術を更に高めていき、ゴシック芸術の到達点とも言われるまでになります。彼は後にシエナ派と呼ばれる画家の先頭に立つ男になりました。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

このころ、フィレンツェとシエナはライバルの都市で、なにかと対立していたよ

男爵
男爵

なるほど、ルネサンスの初めの頃にも、熱い男たちの芸術バトルがあったんだな

そんな、彼らの作品がコチラ

ルネサンスの魁となるジョットの教会絵

こちらがジョットの作品。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

確かに、それ以前の芸術と比べてリアリティやディテールにこだわってる感じがするね。

バロック芸術を代表するドゥッチョのマリア

コチラがドゥッチョの作品。

男爵
男爵

ゴシックの極みと言われるだけある

以上、前期ルネサンス。ポイントは、ジョットとドゥッチョですよ!

初期ルネサンス ポイント

1400年代は、絵画の技術革新が多くあった時期でもあります。

まずブルネレスキが透視図法を発見します。はじめに彼は鏡に写った景色を、なぞり書きすることで地平線や消失点といったものが絵画に存在することを発見したといいます。

次にフランドル派の画家ヤン・ファン・エイクが油彩技術を確立します。それ以前の10世紀ごろから画材としての油絵の具は存在していたようですが、それを巧みに利用して生き生きとした作品を生み出すことに成功します。

また、ヴェネチアでは帆布を利用したキャンバスが開発され、絵画がより安価なものになりました。また、教会からの依頼がほとんどだった従来から、商業で財を成した富豪のパトロンからの依頼が増えるようになります。

その結果として、従来の宗教絵画ではない、古典的題材が復活することになっていくのです。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

やはり、技術の革新が天才を生むんだね。

前期ルネサンスの上に、いろいろなものが積み重なったんだ

男爵
男爵

フランドル派は北方ルネサンスの事だ。イタリアで生まれたルネッサンスが、北方でも花開き、それがまたイタリアに戻ってきて、最盛ルネサンスへの礎となるんだ

そんな初期ルネッサンスから二人ご紹介

まずは、先程も出てきたファン・エイク(1395-1441)の一枚

そしてこちらも有名、ボッティチェリ(1445-1510)

どちらも、かなりリアルですね。色彩も色鮮やかです。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

ボッティチェリは三大巨匠に入ってないんだね。人によっては、三大巨匠よりも好きな人が多そうですけどね。

最盛ルネサンス

そして、いよいよルネサンスは最盛期を迎えます。

ルネサンスの三大芸術家といわれる、ダ・ヴィンチ、ミケランジェロ、ラファエロが登場します。

最も初めに現れたのはレオナルド・ダ・ヴィンチ(1452〜1519)

最後の晩餐やモナリザで有名ですね。

次に現れたのがミケランジェロ(1475〜1564)

代表作は、ダビデ像や最後の審判

最後がラファエロ(1483〜1520)

アテナイの学堂や頬杖をつく天使で有名です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

ん?頬杖を天使って?

男爵
男爵

これだよ、これ。

実際の絵は他にも色々書かれてて大きい作品なんだけど、この二人は、絵画以上に有名だな。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

あ〜、見たことある!

まとめ と ルネサンス以後

いかがだったでしょうか。

誰でも知っているルネサンスですけれど、今回の記事で今一度情報を整理していただけたなら幸いです。

ちなみに、ルネサンス以後は、マニエリスムという芸術の時代なんですが、

マニエリスムは、盛期ルネサンスによって芸術は頂点を極め完成されたという考えです。ミケランジェロの弟子ヴァザーリなどが、どうやってもお師匠様たちを越えられないとして、その「手法(マニエラ maniera)」をひたすら真似することが芸術だ!と頑張っていた時代です。

次回は、近代芸術かな?

それとも、各時代をもう少し深掘りするか。気が向いたらまとめます

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