こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
まめにやっております”旅する前に知っておきたい国旗の意味”シリーズ。今回はブルガリア。
ブルガリアの国旗って、なんだか爽やかな色だよね。
あんまりこの緑色を使っている国旗って少ないですよね。
ブルガリアへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
過去の国旗シリーズの記事はこちらから⇨こちら
ブルガリア 国旗 意味
ブルガリアの国旗は、水平三色旗で、上から下に白色、緑色、赤色が配置されています。
1877年の露土戦争の後、ブルガリアが独立をしたときに制定されました。当時はトルコからの独立ということでスラブ民族としての民族自決が強く、この国旗もスラブカラーをもとにして作られたそうです。スラブカラーの青を酪農や自然を表す緑色に置き換えて今の国旗になったそうです。
ブルガリア人は民族的には南スラブ人と呼ばれる人たちなんだね
ブルガリア独立前は、さらにスラブ色の強い旗が使われていました。
こちらはオスマントルコ帝国の一部だった時代のブルガリア、当時は東ルメリ自治州と呼ばれていた時代の地域旗になります。
なんかフランス国旗と見間違えそう。ルメリ(ルメリア)はトルコ語で”ローマ人の”という意味の地名で、現在のギリシャや旧ユーゴなど東ヨーロッパをさす地名だそうです。
ちなみに、さらに時代をさかのぼると、オスマントルコの支配と、東ローマ時代の間、12世紀から14世紀の間に第二次ブルガリア帝国と言うのが存在していました。
その時代の国旗はこちら。
がらっと雰囲気は違いますが、これは東ローマ帝国の国旗の色彩を引用した旗になります。
ブルガリア 国章
お次にブルガリアの国章を見てみましょう。
国章にも緑色が含まれているんですね。
三匹のライオンはそれぞれ、歴史的にも重要な地域である、トラキア、モエシア、マケドニアを象徴しているそうです。また、盾の上にあるのは、ブルガリアの皇帝イヴァン・アセン2世の冠です。
皇帝イヴァンというと、ロシアの雷帝イヴァンが有名ですけど、ブルガリアの興隆の祖もイヴァンだったんですね。先ほど国旗のところでちらりと触れたブルガリア帝国の第二代皇帝で、最盛期を気付いた方です。
ちなみにお父さんの初代皇帝も名前がイヴァンなので、皇帝イヴァン2世なんです
盾の下には国の標語『団結は強さを生み出す』がブルガリア語で書かれています。
第二次ブルガリア帝国時代の国章はこちら
ぜんぜん違うけど、3匹のライオンだけは伝統なんですね。
こちらのデザインは、ブルガリアの大都市ヴェリコタルノヴォ市の市章として、今も受け継がれているんですよ。
ヴェリコタルノヴォってどんな町?って人は、こちらの記事をどうぞ。
とっても綺麗な街ですよ!
まとめ
今回はブルガリアの国旗の意味を調査しました。
色見は違うけど、スラブ由来の旗だったんですね。
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