こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
まめにやっております”旅する前に知っておきたい国旗の意味”シリーズ。今回はギリシャ。
ギリシャというと、ギリシア神話。国旗も神話が由来でしょうか。
なんだか爽やかな感じの国旗よね
青と白のストライプだしね
実は、調べてみると意外と情熱的な由来があったりしました。
ギリシャへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
過去の国旗シリーズの記事はこちらから⇨こちら
ギリシャ 国旗 意味
ギリシャ国旗は、旗の左上(カントン部)に十字を持った、青と白のストライプからなる国旗です。
また、青と白のストライプは全部で9つに別れています。
これはギリシャのモットーである
”Ελευθερία ή Θάνατος”(エレフテリア イ タナトス)
が9音節であることに由来しているそうです。
で、どういう意味なの?
自由か、もしくは死か!
なかなか情熱的なモットーですね。ギリシャはのんびり暮らしているイメージがあるので、ちょっと意外ですね。
ギリシャ 国旗 由来
この国旗は1821年に始まったギリシア独立戦争に由来しています。
それで、”自由か死か”なんだね。
当時のギリシア地方は1400年頃より、400年の長きに渡ってオスマン帝国の支配下にありました。19世紀に入り西欧の近代化とオスマン帝国の弱体化が進むと、ギリシャ各地でも独立の紛争が起こり始めます。
散発する各地の独立運動、高まる気運。そんな時でした、パトラという街のの主教さまが、白地に青の十字旗を掲げて”自由か、さもなくば死か”と叫んで戦線へと加わったのでした。その後、ギリシャは7年に渡る攻防を経て独立を獲得します。
聖職者が叫んだとなると、いっそう凄みが出るね
元となった旗は、なんだかフィンランドの国旗にも似ていますが、関連性はなさそうでした。
白地にオーソドックスな十字の旗は聖ゲオルギウスがらみでしょうか。
その後、青と白が入れ替わった物が軍旗となり、前述の”自由か死か”のストライプが追加されて今の国旗になったようです。
今では、ギリシャでは主教様が叫んだ3月25日は、独立記念日としてお祝いされているのでした。
主教様スゴイね。
ちなみに、さらに昔。ギリシア独立運動の黎明期に存在していた”イオニア連邦”の旗がこちら⇩
真顔をやめい。
こっちの旗が採用されなくてよかったなぁ、って気もしますね。
まとめ
今回はギリシャの国旗の意味を調査しました。
意外や意外、近代の独立戦争に由来する旗だったんだね。
そういえば、ギリシャと関わりの深いキプロスの国旗の時に、ギリシャと同じ青色は使えなかったって話がありましたね。⇩
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