こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
まめにやっております”旅する前に知っておきたい国旗の意味”シリーズ。今回はレバノン。
イスラエルの北側にあるアラビア諸国ですね。
最近はちょっと治安が悪いようですが、地中海に面していて、中東でも特に美しい国だと聞いています
レバノンへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
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レバノン 国旗 意味
レバノンの国旗はオーストリアのような赤白赤の三色旗の真ん中に緑色でレバノン杉が描かれた国旗になります。
国旗に木がでっかく描かれているのも、かなり珍しいよね
この国旗は1943年に制定されたもので、はじめは木の幹や枝は茶色で描かれていましたが、のちに全て緑で描かれるようにないりました。
レバノンは、独立以前はフランスの管轄で、フランス委任統治領レバノン(大レバノン)でした。その当時は、背景にフランス国旗が使われていました。
独立後の赤と白は、赤は独立で流れた血を、白はレバノン杉が生える高地に積もった雪と平和を表しているそうです。
レバノン山脈は石灰質で白く見え、冬には雪も白く積もることから、白い山脈と呼ばれていて、国名の由来もここからだそうです。
中東と聞くと熱くて沙漠の黄色をイメージするけど、レバノンのイメージカラーは白なんですね。
レバノン 国章
レバノンの国章は、国旗に描かれているレバノン杉がそのまま使われています。
本当にこの杉が大切なんですね。
レバノン杉
ところでレバノンスギってなんで、こんなに有名なんでしょうか。国旗に書かれているから有名なのか、有名だから国旗に描かれているのか。日本人からしたら前者ですよね。
レバノンスギは、スギの名前が付いていますが、実は松に近い樹なんです。高さは40mほどの良質の木材であり、古来から古代エジプトやメソポタミアのころから建材や船材に利用されてきました。
古代にレバノンに住んでいたフェニキア人はこの木を伐ってガレー船建造や木材輸出を行い、全地中海へと進出した歴史を持っています。
旧約聖書やギルガメシュ叙事詩にもレバノンスギは登場するなど、西洋文化では重要な木なんです。
ギルガメシュ叙事詩 には、レバノン杉の森を守る番人フンババが登場するそうです。ゲームでフンババっていたけど、元ネタはここだったんですね。
中近東一帯に広く自生していましたが、伐採が大規模に進んみ、今ではレバノンのごく一部の地域に小規模に残っているだけで、保護区に指定され大切にされています。
レバノンスギの自生してる保護区は、世界遺産にもなっています。
まとめ
今回はレバノンの国旗の意味を調査しました。
レバノンはヨルダンの友達もよくお薦めしてくれるので、いつか行ってみたいんですよね。
その時には、ぜひともレバノンスギを拝みに行って、フンババパワーを授かりたいところです。
それでは、また次回。
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