こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。今回は、ゾロアスター教を少し深堀り。ちょうど、ヤズドのゾロアスター教寺院、に行った動画を編集したので、ついでに記事にもしようと思いました
動画の記事はこちら⇩
イランへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
ざっくり ゾロアスター教
ゾロアスター教、中国では祆教(けんきょう)と呼ばれる宗教は、古代ペルシアを起源とする善悪二元論的な宗教です。
イラン!と言えば言わずもがな、イスラム教の国ですが、イスラム教が誕生したのは7世紀。イランには、それ以前もペルシャとしての長い歴史があるわけですね。そんな古代ペルシアで信仰されていたのが、このゾロアスター教という訳です。
日本で例えると、仏教がくる前から神道があったみたいなかんじ?
う~ん、ちがうな
ゾロアスター教の歩み
成立したのは大昔。もともと古代アーリア人たちは、神官・戦士・農民などの階級制度を持ち、様々な神を信仰する多神教であったといいます。
このアーリア人の宗教を基にゾロアスターが、アフラ・マズダーという神をトップにしてまとめ直したのがゾロアスター教です。
紀元前6世紀にアケメネス朝ペルシアが成立したときには、すでに王家と王国の中枢をなすペルシア人のほとんどが信奉する宗教であったといわれています。
その後、中東のイスラム化と共に衰退していきますが、一部はインドにて今も信仰されているということです。インドでは「ペルシア」を意味する「パーシー」の語を用いて、パーシー教と呼ばれています。
ゾロアスター教 内容
ゾロアスター教は光(善)の象徴としての「火」を尊びます。そのため、拝火教(はいかきょう)とも呼ばれたりします。ゾロアスター教の全寺院には、大昔に開祖が点火したといわれる火が絶えることなく燃え続けています。そのため、信者は炎に向かって礼拝します。
ゾロアスター教の教義は、善と悪の二元論を特徴としています。また、その中でも、最終的に善の勝利と優位が確定されていることも特徴です。そのため、一般には「世界最古の一神教」と言われている。
ハッピーエンド型なのね
終末思想とかの原型かもね
ややマニアックな ゾロアスター教知識
- 世界最古の預言者といわれるザラスシュトラ(ゾロアスター、ツァラトストラ)は、紀元前1600年頃から紀元前600年頃にかけて生きた人といわれるが、その生涯の詳細についてはよくわかっていない。
- ゾロアスター教発祥の地と信じられているのが、古代バルフの地である。バルフは現在のアフガニスタン北部に所在し、ゾロアスター教の信徒にとっては、ザラスシュトラが埋葬された地として神聖視されてきた。
- ゾロアスター教の葬送は、鳥葬ないし風葬であり、今日ではあまり見られない風習のひとつである。この葬送は、遺体を棺などに埋納せずに野原などに放置し、風化ないし、鳥がついばむなど自然に任せるというもので、その施設は一般に「沈黙の塔」(ダフマ)と呼ばれ、屋根を設けず、石板の上に死者の遺体を置き、上空から鳥が降下して死体をついばむことのできる構造の建物となっている。
- ゾロアスター教では、自分の親、子、兄弟姉妹と交わる最近親婚を「フヴァエトヴァダタ」と呼んで最大の善徳としており、聖典『アヴェスター』のウィーデーウ・ダート(除魔の書)などでその教義が説かれる。
- 今日、世界におけるゾロアスター教の信者は約10万人と推計されている。
以上、ゾロアスター教ミニ知識でした。
鳥葬に近親結婚。今では考えられないね文化もあるね。
兎にも角にも言えることは、レリーフがかっこいいて事よね。