今回のあらすじ
ウズベキスタンもそろそろ終盤、西の果てまでやってきたAJ
そこには船の墓場と呼ばれる土地があった
カラカルパクスタン共和国
ということで、やってきましたウズベキスタンの西の果てです。前回のヒヴァから移動してヌクスという街にやってきました。
このあたりは、カラカルパクスタン共和国というウズベキスタン内の未承認国家になっています。
といっても、外交上の主権などはウズベキスタンに委任されており、独立運動とかは特にないそうです。(カラカルパクスタンはウズベキスタンとのみ外交的関係を持つ)
一応、カラカルパクスタン共和国にも独自の憲法もあって、その第一条は”いつでも好きな時にウズベキスタンから独立できる”というもの
いつでも独立できる!けどしない!って、なんだか面白い関係性だよね
こちらがカラカルパクスタンの国旗。
実際に、庁舎などにもウズベキスタン国旗と並んで、2つの旗が掲げられていました。
美味しかったウズベク飯もそろそろ食べ納めです。
ウイグル地区から長いことお世話になったラグマンともそろそろお別れ。
食べ納めラグマン。
モイナク 船の墓場
ヌクスは一応カラカルパクスタン共和国内では首都だったりします。
とはいえ、多くの旅人の目的地はヌクスからさらに半日ほど移動したモイナクという小さな町だったりします。
ここはかつてアラル海という大きな湖(世界第4位の大きさ)で栄えた漁村でした。しかし、ソ連時代に環境破壊が行われた結果、湖水面積が1/5まで縮小。あまりにも急激に環境が変化してしまったため、干上がった砂漠に船が取り残されてしまったのです。
と、負の遺産的な背景のある場所ですが、実際に見てみるとかなりエモい風景です。
奥に崖が見えますよね。昔はあそこまで水がたっぷりあったようです。
船が10ほど並んでいて、基本的に無料で観光できます。正面に並んでいる船は、ちょっとディスプレイ感があって実物はガッカリかも。
写真だと並んでて映えるんだけどね
すこし歩いたところに行くと、サムネに載せた船があって、こちらは本当に砂漠にポツンんと船が取り残されていて、とても感動的です。
砂漠にはバッタもいたりしました
モイナクに訪れたのは2019年の6月頃。昨今話題になっている蝗害(こうがい:バッタの大量発生による天災)とは関係ないと思われます。
もしかしたら一年前にやってきた気が早い奴だったのかもしれない。
バッタの種類とかまで調べてないので、テキトーに言ってます
あと、こんな田舎にも”I Love MUYNAK”の看板があります。やっぱり、ウズベキスタンは、”I ♡〇〇”シリーズの看板が多い気がする。
おわりに
ということで、今回はウズベキスタンの西部・カラカルパクスタン共和国と、船の墓場といわれるモイナクの様子でした。
次回はいよいよウズベキスタン編の最終回!西の砂漠地帯を突き抜けて、再びカザフスタンへ国境を越えますよ。
つづく⇨
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