母の日の由来は?世界各国バラバラで旅人的に面白い。

画像:カーネーション わりと雑学

こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

今回は珍しく時事ネタです。

今日は母の日。みなさん、カーネーションはプレゼントしましたでしょうか?

何の気なしに母の日のWikipediaを見てみたんですけど、これが結構面白かったので今回記事にしてみました。

母の日の由来から、各国の母の日事情まで、旅人目線でお送りします。

世界一周の旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!

  1. 母の日の由来!
  2. 各国バラバラな母の日
    1. 2月第2日曜日:ノルウェー
    2. 2月周辺(ユダヤ暦 11月30日):イスラエル
    3. 3月3日:ジョージア
    4. 3月8日: ラオス,ボスニア・ヘルツェゴビナ,セルビア,スロベニア,北マケドニア,アルバニア,ブルガリア,ベトナム
    5. 3月周辺(四旬節の第4日曜日):イギリス,アイルランド
    6. 3月21日(春分):バーレーン,エジプト,レバノン,シリア,パレスチナ,ヨルダン,クウェート,アラブ首長国連邦,イエメン,オマーン,サウジアラビア,カタール,リビア,モロッコ
    7. 4月7日:アルメニア
    8. 5月第1日曜日: ハンガリー, リトアニア,ポルトガル,スペイン, ルーマニア, 南アフリカ
    9. 5月8日:アルバニア,韓国
    10. 5月第2日曜日: 日本,アメリカ,オーストリア,カナダ,香港,台湾,オーストラリア,オランダ,ドイツ,イタリア,シンガポール,ニュージーランド,ペルー,フィリピン,ベルギー,ブラジル,チリ,コロンビア,キューバ,デンマーク,エクアドル,プエルトリコ,スイス,チェコ,リヒテンシュタイン,ウルグアイ,中国,ウクライナ,マレーシア,ボツワナ
    11. 5月10日:メキシコ,エルサルバドル,グアテマラ
    12. 5月15日:パラグアイ
    13. 5月26日:ポーランド
    14. 5月30日:ニカラグア
    15. 5月最終日曜日: アルジェリア,フランス,ハイチ,スウェーデン,チュニジア,ドミニカ
    16. 8月12日:タイ
    17. 8月15日:コスタリカ
    18. 10月第3日曜日:アルゼンチン
    19. 11月16日:北朝鮮
    20. 11月最終日曜日:ロシア
    21. 12月8日:パナマ
    22.  12月22日:インドネシア
  3. おわりに

母の日の由来!

南北戦争終結直後のアメリカ、1870年。女性参政権運動家ジュリア・ウォード・ハウが、夫や子どもを戦場に送るのを今後絶対に拒否しようと立ち上がり「母の日宣言」を提唱したのが起源とされています。

ハウがなぜこの日に”母の日宣言”を行ったのかと言うと、南北戦争中に両軍に別け隔てなくアン・ジャービスの命日に合わせたもので、白いカーネーションを送るのも、ジャービスの娘が母の命日に白いカーネーションを添えていたことに由来するそうです。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

日本だと、赤いカーネーションのイメージだけど、アメリカじゃ白のカーネーションなんだって

もっと言うと、南半球のオーストラリアは秋なんで”菊”が定番なんだとか。

各国バラバラな母の日

実際にWikipediaの”母の日”を見てもらうとわかりますが、色んな国が色んな日を母の日に設定しているみたいです。それが面白かったので、調べられる範囲で、由来や風習を調べてみました。

結構、それぞれの国で違いがあって面白いです。

2月第2日曜日:ノルウェー

ノルウェーは2月開催。なぜ2月なのか。

とりあえずノルウェーの友達に確認中。

2月周辺(ユダヤ暦 11月30日):イスラエル

イスラエルも独自に2月に母の日があるようです。グレゴリウス暦と全く違うユダヤ暦にもとづいて決められているそうです。

3月3日:ジョージア

ジョージアが単独で3月3日。奇しくも”ひなまつり”だが、さすがに関連性はないだろう。

ジョージア人の友だちに確認中。

3月8日: ラオス,ボスニア・ヘルツェゴビナ,セルビア,スロベニア,北マケドニア,アルバニア,ブルガリア,ベトナム

旧ユーゴスラビア圏がこぞって、3月8日に母の日を設定している。

ラオスとベトナムが混じっているのが面白い。

調べてみたところ3月8日は国連の”国際女性デー”に指定されている。これは、1904年のアメリカで女性参政権デモがこの日に行われたことに由来する。だがじつは、アメリカよりもロシアのほうがこの日との縁が深い。なぜなら、帝政ロシアが倒れた二月革命(旧暦では2月だった)の直接のきっかけになっているからだ。第一次世界大戦中の1917年3月8日、この日行われた婦人たちによる食料要求デモを警察が鎮圧したところから混乱が拡大、最終的には皇帝退位にまで発展し帝政ロシアの歴史に終止符を打った。

ということで、旧ソヴィエト圏ではかなり意味合いが強い日のようです。”母の日”のWikiにはのってなかったけれど、国際女性デーを祝日にしている国は以下の通り。

アフガニスタン,アンゴラ,アルメニア,アゼルバイジャン,ベラルーシ,ブルキナファソ,カンボジア,中国,キューバ,ジョージア,ギニアビサウ,エリトリア,カザフスタン,キルギス,ラオス,マダガスカル,モルドバ,モンゴル,ネパール,ロシア,タジキスタン,トルクメニスタン,ウガンダ,ウクライナ,ウズベキスタン,ザンビア

こうしてみると、旧共産圏は軒並み3月8日が祝日になっているのでした。ラオスとベトナムが混じっているのも納得。

3月周辺(四旬節の第4日曜日):イギリス,アイルランド

こちらは、マザリングサンデイ(Mothering Sunday)と呼ばれる17世紀ごろからある母の日です。キリスト教暦の四旬節の第4日曜日(復活祭の3週間前)に祝われます。

この日にはシムネルケーキを食べる、ラッパスイセンを贈る、などの習慣があるそうな。

狛犬
狛犬

ラッパスイセンはロンドンで沢山みたね

画像:ラッパスイセン

ちなみにシムネルケーキは、ドライフルーツを沢山入れた円形のケーキ。上部にイエスの十二弟子のうちユダを除いた十一弟子を象徴するという11個のマジパンを配置するのが特徴だとか。

画像:シムネルケーキ

3月21日(春分):バーレーン,エジプト,レバノン,シリア,パレスチナ,ヨルダン,クウェート,アラブ首長国連邦,イエメン,オマーン,サウジアラビア,カタール,リビア,モロッコ

中東が軒並み、春分を母の日に設定している。詳細は目下調査中。

5月のイスラム諸国は絶賛ラマダーンなので、毎日が祝日っちゃあ祝日です。

イランより西の地域(イラン・中央アジア)になると、春分は”ノウルーズ”という別のお祭りになっている。ちなみにノウルーズは古代ペルシア暦での元旦にあたります。

4月7日:アルメニア

ジョージアに続きアルメニアも独自に4月7日。両国とも敬虔なキリスト教国だからきっと、なにか意味があるとは思うのだが。

5月第1日曜日: ハンガリー, リトアニア,ポルトガル,スペイン, ルーマニア, 南アフリカ

西ヨーロッパ(スペイン・ポルトガル)が5月の第一日曜日。ルーマニアとハンガリーも。謎は深まる。スペインなんかは長いこと12月8日が母のだったらしいが、アメリカに合わせて5月に持ってきたのだとか。ならなぜ一週間早めたのか。

ちなみに1975年にポルトガルで起こった民主革命はカーネーション革命。

なまはげ
なまはげ

まじで、””ちなみに””だな

5月8日:アルバニア,韓国

お隣、韓国は5月6日。日本と同じくアメリカから西洋文化を持ってきた面が強いのに、日韓でずれているのは面白い。というかアルバニアとかぶっているのは、流石に偶然だよね。

5月第2日曜日: 日本,アメリカ,オーストリア,カナダ,香港,台湾,オーストラリア,オランダ,ドイツ,イタリア,シンガポール,ニュージーランド,ペルー,フィリピン,ベルギー,ブラジル,チリ,コロンビア,キューバ,デンマーク,エクアドル,プエルトリコ,スイス,チェコ,リヒテンシュタイン,ウルグアイ,中国,ウクライナ,マレーシア,ボツワナ

日本を含む多くの国は5月の第2日曜日を母の日に設定している。ラインナップをみるに、これらの国はアメリカから直にその文化が広まったようにも見える。中米や日本などが並ぶ。旧イギリス領の香港がイギリスではなくアメリカと同じ日なのはなぜだろうか。

5月10日:メキシコ,エルサルバドル,グアテマラ

中米の3カ国が5月10日に固定している。影響力的にメキシコの文化が伝わったか。

5月15日:パラグアイ

パラグアイでは、1811年の5月14日に革命が始まり、15日の未明に終わったという事で「14日」と「15日」の両日が独立記念日とされています。

そのうち15日のほうは、母なる国家という意味を含めて「母の日」を兼ねて設定されているそうです。

5月26日:ポーランド

ポーランドも敬虔なキリスト教国なので、なにかしら理由がありそう。カトリックな点が影響しているかもしれない。と思ったら、イタリアは日本・アメリカとおんなじ5月の第2日曜日だったりする。

5月30日:ニカラグア

5月最終日曜日: アルジェリア,フランス,ハイチ,スウェーデン,チュニジア,ドミニカ

フランスの母の日はナポレオンに端を発するらしい。なんでも戦争で減った人口を回復させる為に母の日を作ったのだとか。祝日の日付はそれから変更が何度かあって、最終的に5月の最終日曜日に落ち着いたそうな。

ちなみに、残りのアルジェリア、ハイチ、ドミニカ、チュニジアはいずれも旧フランス領、こういったところに歴史が垣間見えるのは面白い。

8月12日:タイ

タイの母の日は8月12日なんだそうです。どうやらこれは、シリキット王妃の誕生日に由来しているそうです。王室を大切にするタイっぽさがでていてとても良いですね。

8月15日:コスタリカ

「聖母マリアの被昇天の日」に由来するそうです。コスタリカのとある女性教育者の方が、設立に尽力されたのだとか。

10月第3日曜日:アルゼンチン

11月16日:北朝鮮

さすがWiki、北朝鮮の祝日まで載っている。冬にやるのはロシアの影響か。

11月最終日曜日:ロシア

理由はわからなかったが、ソヴィエト崩壊後にエリツィンによってこの日に定められたらしい。

12月8日:パナマ

Wikiには載ってないが、調査してたら見つけた。12月8日はマリア様の受胎告知の日だそうで、スペインも1600年から1965年まで、長らくこの日が母の日だったようです。

 12月22日:インドネシア

1928年12月22日に、インドネシアの女性運動の会合、”インドネシア女性評議会”が初めて開かれたことに由来するそうです。きちんと自国の歴史に基づいて、決めてるなんて素晴らしい。すごいぞインドネシア!

おわりに

太陽の精
太陽の精

って、ほとんど調べきれてないじゃないか

まぁ、そんなに気合い入れて調べるようなことでもないしね。

国際女性デーと二月革命の話とかは、結構「へ〜」ってなりました。兎にも角にも、せっかくの母の日なので、皆さんなにかしてみてはいかがでしょうか。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

ちなみに僕は昨日ちゃんと電話しましよ。

しかし、今回も下のタグが、スゴイことになってしまった。。。

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