こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
今回はコモンウェルスについてまとめてみました。
イギリスが脱EUをした今、を中心とした新しい経済圏となるのではないかとも噂されていますね。とはいえ、そもそもコモンウェルスってどの国でしたっけ?
オーストラリアが入っているのは知ってるけど、あとは、どこだっけ?
インドは、違うんだっけ?
イギリスへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
そもそもコモンウェルスってどんな共同体?
コモンウェルスは、漢字だと英連邦王国と書かれる通り、イギリス連邦の加盟国であって、グレートブリテンおよび北アイルランド連合王国(UK)の王座にある者を自国の国王として戴く主権国家のことを指します。
要するにエリザベス女王を王女様にしている国のことだね
ちなみに現在は全部で、計16ケ国あるんだ。
また、イギリス国王を君主としない国も含む「イギリス連邦(コモンウェルス・ネーションズ)」という括りもあるみたい。ややこしいですね。ちなみに英連邦王国は”コモンウェルス・レルム”といいます。
もともと、かつては英国の植民地支配下に置かれた地域だった国々ですが、今では独立国となった、国々の連合体で、19世紀までは自治領(dominion)と呼ばれていました。
各国間の関係を難しい言い方でいうと、人的同君連合であり、各国の地位は平等とされています。また、王族の王位も独立しているため、例えばバハマの国家元首としての女王エリザベス2世は、英国女王ではなくバハマ女王の名で君臨します。
ただし英国以外の英連邦王国では、国王が任命する総督が国王の代理を務めます。とはいえ、任命とは名目上のことらしく、実際には各国政府から推薦された人物が国王から総督に任命されます。
それでは、コモンウェルス・レルムの国々を見ていきましょう。
ということでエリザベス女王が君主の国一覧
コモンウェルス・レルム
- アンティグア・バーブーダ (カリブ海の東の島国)
- オーストラリア
- バハマ (カリブ海の島国、フロリダのすぐ南)
- バルバドス (カリブ海の南東の島国)
- ベリーズ (中央米はユカタン半島の付け根の国、メキシコの南)
- カナダ
- グレナダ (カリブ海の南東の島国)
- ジャマイカ (カリブ海の島国、フロリダのすぐ南)
- ニュージーランド
- パプアニューギニア (オセアニアの国、インドネシアの東)
- セントクリストファー・ネイビス (カリブ海の東の島国)
- セントルシア (カリブ海の東の島国)
- セントビンセント・グレナディーン (カリブ海の東の島国)
- ソロモン諸島 (オセアニアの島国)
- ツバル (オセアニアの島国)
- グレートブリテン及び北アイルランド連合王国
聞いたことのある国が、ちらほらあるね。
とはいえ、オーストラリア、カナダ、ニュージーランド以外はあまり有名でないかもしれませんね。一応、ざっくりとした地域も一緒に書いておきました。
ええと、つまり、エリザベス女王は16の国の王女様なのね
お次は、コモンウェルス・ネーションズ。イギリス王室を同君として戴いているわけではありませんが、こちらも元イギリスの植民地ということで、今なお強い結束があるようです。
もと英国植民地だった国連合
こちらは全部で54カ国と、かなりのかずになります。それだけ、連合としてのまとまりや縛りは弱いみたいですね。実際、同じコモンウェルスネーションなのに、インドとパキスタンでは戦争があったりしました。
国の名前は、イギリス連邦に加入した年号ですが、ほぼイギリスから独立した年と一緒だと思っていいと思います。
コモンウェルス・ネーションズ
- アジア
インド(1947年)、パキスタン(1947年)、スリランカ(1948年)、マレーシア(1957年)、シンガポール(1965年)、バングラデシュ(1972年)、モルディブ(1982年)、ブルネイ(1984年) - ヨーロッパ
イギリス(1931年)、キプロス(1961年)、マルタ(1964年) - 南北アメリカ
カナダ(1931年)、トリニダード・トバゴ(1962年)、ジャマイカ(1962年)、バルバドス(1966年)、バハマ(1973年)、グレナダ(1974年)、ドミニカ国(1978年)、セントビンセント・グレナディーン(1979年)、セントルシア(1979年)、ベリーズ(1981年)、アンティグア・バーブーダ(1981年)、セントクリストファー・ネイビス(1983年)、ガイアナ(1966年) - アフリカ
南アフリカ共和国(1931年)、ガーナ(1957年)、ナイジェリア(1960年)、シエラレオネ(1961年)、タンザニア(1961年)、ウガンダ(1962年)、ケニア(1963年)、ザンビア(1964年)、マラウイ(1964年)、ガンビア(1965年)、ボツワナ(1966年)、レソト(1966年)、エスワティニ(1968年)、モーリシャス(1968年)、セーシェル(1976年)、ナミビア(1990年)、モザンビーク(1995年)、カメルーン(1995年)、ルワンダ(2009年) - オセアニア
オーストラリア(1931年)、ニュージーランド(1931年)、トンガ(1970年)、サモア(1970年)、フィジー(1970年)、パプアニューギニア(1975年)、ソロモン諸島(1978年)、ツバル(1978年)、キリバス(1979年)、バヌアツ(1980年)、ナウル(1999年)
ちなみに、モザンビークは旧ポルトガル領。ルワンダは旧ベルギー領だったりもします。また、イエメン・パレスチナ・南スーダンが加入申請中だったりします。加入国で会議が行われたりしていて、あまりにも非民主的な国は追い出されたりするそうです。
TPPの渦中にある日本も、いろいろ参考にすることができそうだね。
ゆるい連合体ながら、英語を公用語にしていたり、イギリス式の法体系や教育体系を共有していることが多く、文化的な一体感があるようですね。
歴史をたどると、大恐慌の時に英国ブロック経済を支えたり(当時はカナダ・オーストラリア以外はほとんど植民地だったけれど)と、大きな役割を担った時期もあったおようです。しかし、時代が映るにつれてイギリスはEUと、カナダはアメリカとの経済的な結びつきを強めていき、イギリス連邦としての結びつきは次第に形骸化していったそうです。
イギリスのEU離脱、コロナによるブロック経済化。今後は再び、コモンウェルスとしての結びつきが強くなって行くかもしれませんね。
おわりに
今回は、コモンウェルスについてまとめました。
そもそも区分が2つあることも知らなかったね。
コモンウェルスネーションズに関しては52カ国もあるなんて驚きだった。
旅の目的地がコモンウェルスかどうか、確認してみると、違った方面からその国を分析することが出来るかもしれませんね。
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