今回のあらすじ
リゾートなマルタを満喫したAJ
ヨルダン行きの飛行機は
キプロスで乗り換え待ちが30時間
キプロス弾丸記
ヨーロッパの航空券は安いだけじゃありません。
僕がマルタからヨルダンへ向かう飛行機は、なんとキプロスで乗り換え、そして待ち時間が30時間でした。
乗り換え時間は短いに越したことがありませんが、ここまで来ると、キプロスで一泊できて逆にお得ですよね
弾丸キプロスで訪れたのはパフォスと言う世界遺産の街でした。
空から見たらこんな感じの場所、う~ん田舎ですね。
この地図の左下の街ですね。キプロスは英語っぽく言うとサイプロスって発音します。
本来はリゾートなエリアなのですが、訪れたのが閑散期の3月。そして一泊二日の滞在は常に曇天という不運でした。
くもり空だと、なかなか写真も綺麗には撮れず、小雨まで降っててビーチもさびしい感じでした。
この写真も、かなり加工頑張って、盛ってあります
雨ふってると、せっかくのリゾートなプールも台無し。まぁこればっかりはどうしようもありませんね。
いっぽうで、花がきれいに咲いていたので、それが雨露にぬれていい感じでした。
こちらはツルボランという植物です。まさにここ地中海が原産の花で、痛風の薬になるのだそうです。
花弁に一本はいった赤線がかわいいですね
ツルボランと海岸。
ハイビスカスも咲いていました。さすが温暖な地中海です。
こちらの紫の花は、クロッカス。か、イヌサフラン。
どっちだろう。調べても、そっくりだからわかんないなー。ピントもあってないし。
開花時期的にクロッカスだと思います。
花の写真を紹介しているうちに、遺跡が現れました。
このキプロスは古代ギリシアの文化圏。このパフォスの街には古代ギリシャの遺跡が残っていて世界遺産になっています。
特に、美と愛の女神アフロディーテは、伝説によると海から誕生したのち、このキプロス島に降り立ったとされており、キプロスは全体的にアフロディーテ推しになっています。
2017年に造られたこの女神像もアフロディーテに捧げた作品なんだそうです。
ここらへんの遺跡は”テセウスの家”と呼ばれています。
テセウスは、ギリシャ神話の英雄で、あのミノタウロスをやっつけた人ですね。
ちなみにミノタウロス伝説の舞台クレタ島で、キプロスではありませんよ。
ギリシャ文明といえばモザイクタイルです!
いろんなデザインを開発していたんですね。□の中、全部ちがうマークになってます。なんだか日本の家紋見たい。
あぁ、この幅の廊下だったんだなぁ。今とあんまり変わらんなぁ。って実感できます。
中には、文字が書いてあるタイルも残っています。
ギリシャ文字の知識はほぼゼロなんですが、ロシア語でPがR、CがSの発音だと知っていたり、ΔはデルタだからDだよなぁ、とか思いめぐらせて
イ、イカロス!
左のやつは後半よくわからんけどディオニソスだ!
読める、読めるぞ~~
とテンション上がったりしてました。
少し移動して、こちらは4世紀ごろに建築されたアギア・キリアキ・クリソポリティッサ教会。
古代ギリシャの様式と教会がミックスされていて面白いです。
そういえば猫もいっぱいいました。それにしても、なんだか色気のある猫ですね。
お土産コーナー。モチーフになっているのは地中海を代表する植物のオリーブと、これは、トルコのお守り”ナザルボンジュ”じゃありませんか。
じつは、トルコとキプロスは複雑な関係。というかバッチバチ。
16世紀にオスマントルコが支配してから300年ほどキプロスはトルコの支配を受けてきました。当然ながらトルコ文化の流入もあり、こうしてトルコのお守りがキプロスでも信じられているわけです。
現在は島民の3割はトルコ系であり、トルコ系の勢力が強いキプロス島の北半分は、北キプロスとして独立宣言しています。そしてその北キプロスを国家として承認しているのが、世界で唯一トルコというわけで、もうバッチバチです。
まぁ、世界各国、お隣同士で問題を抱えてない国はありません。
そんなことより、くもり空なのに、港でもしっかり海が透き通っています。すごい。
雨の中、黙々と釣りをするおじいちゃん。この後すぐにスコールのような大雨になったのですが、ずっと傘もささず釣りしてました。強い。
キプロス こぼれ写真
キプロスの郵便ポストは・・・黄色! それだけ
キプロス飯はスブラギという、ようは串焼き肉でした。ピタパンにはさんで頂きます。
到着直後、のかろうじて撮れた、晴れてる写真。
サボテンにオレンジにレモン。この一枚は、わりと気に入っています。
そして コロナ渦が はじまる
一泊二日の弾丸キプロスを終えて、降り立ったのヨルダンです。
ちょうど3月の頭ごろでしたね。ヨルダンからイスラエル、エジプト、そしてアフリカ縦断。と思っていたので、ヨルダンはまぁ、10日、長くても二週間くらいのよていでした。
それがまさか、9か月も滞在することになるとは、思いませんでした。
でも、振り返ってみると、これぞ旅の醍醐味と思える、いい経験ができたと思っています。
おわりに
ということで次回からヨルダン編です
つづく⇨
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