美術でよく耳にするテンペラってなぁに?

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こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。

今回は、美術のお勉強。ヨーロッパを旅していると、教会なんかに絵が描いてありますが、その画材であるテンペラのお話です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

言われてみれば、テンペラ画って結構よく耳にするけど、一体何なんだ!

ヨーロッパへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!

テンペラとは

テンペラは、乳化作用を持つ物質を固着材として利用する絵具、及び、これによる絵画技法のことです。

AJ(nobu)
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ほうほう”にゅうか”ね。

だるま©
だるま©

あ、わかってないなこいつ

そもそも乳化とは?

乳化とは水と油のように本来はまじりあわないものが、混じり合う現象のことを呼びます。
乳化状態は水と油のうち片一方が微粒子化して、液状のもう一方の中に浮いている状態です。例えばドレッシングの材料は、油とお酢ですが、通常状態では分離しています。これを激しく降ると一時的に混じり合いますが、この状態を「乳化」と呼びます。

乳化剤

AJ(nobu)
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でも、ドレッシングは時間の経過とともに水と油にまた分離しちゃうよね

この「乳化した状態」を保ちたい場合は、水と油を結び付けておく材料を加えます。一番わかりやすい例はマヨネーズでしょう。マヨネーズの材料は酢と油と卵です。酢と油はドレッシングと同じですが、そこに卵が加わることによって水と酢は分離せずに混ざり合ったままになるのです。この卵のような役割を果たす物質のことを「乳化剤」といいます。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

ほうほう、でもこれって料理の話じゃないの?

だるま©
だるま©

いや、そうとも限らないのよ

古い教会の壁画は卵で描いてあった

西洋の絵画で広く行われてきたテンペラ絵は、卵を用いた卵テンペラと呼ばれる技法です。卵テンペラには、油彩画のような黄変・暗変を示さないという特徴があり、経年による劣化が少なく、数百年前に制作された作品が今日でも鮮明な色彩を保っていることもあるそうです。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

うわ、ほんとに卵を使って描いてたんだ

だるま©
だるま©

常識なのかな?意外と、知らなかった事実よね。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

正直、絵は絵の具で描くものとしか認識してなかったわ。

ちなみにテンペラ絵のテンペラは混ぜ合わせるという意味のラテン語Temperareを語源としています。昔の人は色のもとになる顔料を卵と混ぜ混ぜして絵の具を作っていたんですね。
ちなみにテンペラ絵ですが、15世紀以降に登場したチューブ入り油絵具の登場で、絵画の一線から徐々に退いていくことになります。(油絵の具は油と顔料をまぜまぜして作ります)

イタリアなんかにある、昔の教会の壁画は卵で描いてあったんですね。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

生まれたときから、色鉛筆にクレヨン、水彩絵の具、油絵の具、なんでもある僕達って恵まれているんだなぁ。

では次回。

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