トルキスタン (Turkestan / Turkistan) は今日テュルク系民族が居住する中央アジアの地域を指す歴史的な地域名称であり、 「テュルク人の (Turki) 土地 (-stan)」を意味するペルシア語に由来し
トルキスタンという国、そういえばありませんね。トルクメニスタンはあるけれど。
トルキスタンと言うのは地名であって国名ではない。中央アジア全体を指し示す言葉なんですね。
他にもあるある、呼び方いろいろ
西と東にわけられるようで、現在の中央アジアは西トルキスタン、中国の新疆ウイグルを東トルキスタンというみたいです。
ふむふむ、そう考えると、新疆ウイグルのエスニック感にも納得です。
前近代においてはその地域的な範囲は明確ではなく、イスラーム時代以降はマー・ワラー・アンナフルと呼ばれた中央アジア南部のオアシス都市の地域の北方に広がるテュルク系遊牧勢力がいた領域を指す漠然としたものであった
なるほど、そんな名称もあったんですね。
こちらは、日本ではあまり一般的でない名称ですね。
「マー・ワラー・アンナフル」と呼ばれる地域は、イスラーム以前のサーサーン朝がアケメネス朝の行政単位をそのまま用いてソグディアナと呼んでいた領域とほぼ重なる。また、サマルカンドやブハラなどのマー・ワラー・アンナフル南部の地域はかつてのソグディアナの名称がそのまま残り、特に「スグド地方( بلاد سغد bilād-i Sughd)」とも呼ばれ、現在のタジキスタンのソグド州に名称が受け継がれている。
中央アジア=トルキスタン=マー・ワラー・アンナフル=ソグディアナ
ややこしいわ!