こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
さて、過去二回お送りした色と民族のお話。
今回が最後になります、汎アフリカ色!!
アフリカの色と言えば、緑かな?
アフリカへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
汎アフリカ色 何色
さっそくですが、汎アフリカ色と呼ばれる色の組み合わせを見ていきましょう。
代表的なのは、コチラの国旗。これは、エチオピアの古い国旗です。
汎アフリカ色とは、このように、赤・黄・緑の三色の組み合わせを指すようでうす。
ナンだか、野菜が食べたくなる組み合わせだね
そうか?
すこし、歴史を紐解いてみていみると、この三色は1798年よりエチオピアの国旗として使われ始めた色だそうです。その後、植民地の時代がアフリカに訪れますが、アフリカで唯一の独立国であったエチオピアはアフリカの独立運動家から尊敬を集めたそうです。
その後、多くのアフリカ諸国が宗主国からの独立に際してエチオピア国旗と同じ三色を国旗に使っていったそうな。
実際には、イタリアの半植民地だったらしいけど、エチオピアは独立を保ったんだそうね
今度の旗はなに?
これは、世界黒人開発協会アフリカ社会連合の旗。彼らによると、汎アフリカ色は赤・緑・黒だそうです。実際、アフリカ諸国の国旗には黒を使用した国旗がいくつか存在そています。まぁ、いわゆる諸説あるってやつ。
たしかに、この色味もアフリカって感じがするなぁ
ファッション界では
ちなみに、ファッション界では、赤黃緑の組み合わせをラスタカラー、赤黒緑の組み合わせをトライブカラーって言ったりするみたいです。
これは、1930年にジャマイカの労働者や農民の間で起こった、ラスタファリ運動という民族運動に起因します。
ラスタファリ運動は宗教運動(思想運動)のひとつで、アフリカ回帰思想とも呼ばれています。その起源は18世紀にアフリカからやってきた黒人バプテスト説教師たちで、聖書にある”エチオピアから王がやってくる”という一節をもとに独自のメシア論を展開したそうです、
この思想、レゲエミュージックやボブ・マーリーにより世界中に拡散し、今ではこれらの色はレゲエカラーとしても親しまれています。
ちなみに運動の中心人物だったマーカス・ガーベイという人は、汎アフリカ主義の提唱者でもあり、上記の”世界黒人開発協会アフリカ社会連合”を組織した人物でもあります。
実際に汎アフリカな国旗を見てみる
こちらは、カメルーンの国旗です。確かに、色は赤・緑・黄色の三色の組み合わせですね。
こちらは、ナミビアの国旗。青色も入っているけど、赤・緑・黄色ですね。
ナミビア、一体どこにあるんだ。。。
アフリカも国が多いから、把握するのが大変だなぁ
最後に、こちらはケニアの国旗。コチラは、赤・黒・緑のパターンですね。
おわりに
今回は汎アフリカ色について調査しました。
汎スラブ色で、ロシアが中心だったけど、こちらではエチオピアが中心となっていたね。
民族と色の関係から国旗を見ていくのも面白い試みだったね。
アラブ・スラブ・アフリカと、見てきましたが、これら3つの特徴としては、近年に多くの国が独立した点でしょうか。独立ラッシュの中で国旗を制定する時に、参考としたものが同じだったりして、こういった国をまたいだ類似性が生まれたのでしょうね。
汎アジア色がもし、提唱されるとしたらどんな色合いになるのだろうか、と少し妄想してみましたが、仏旗がそれに近い気がしなくもないですね。非仏教国をガン無視ですけど。そもそもアジアは一括にするには広すぎますね。
仏旗の記事は昔書きましたね⇩
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