#62 人生で1番ハードな国境超え!中国⇨キルギス!

キルギスの青空 旅の道しるべ

今回のあらすじ

中国を西の端まで渡りきったAJ
オーバーステイぎりぎりで最後の難関に挑む。

実録式で解説 中国からキルギスの国境超え。

今回はあまりにも長かった国境超えの1日を、普通の旅ブログみたいに書いてみようと思います。

ウチャの街へ!

朝はもちろん早起き!カシュガルから更に国境の麓にある街、ウチャを目指します。
行き方は前日に宿泊したホステルのオーナーに聞いていた通り、乗り合いバスで向かいました。
地元民にまざり越境のためにウチャに向かうのはAJと、もう一人。ホステルで出会ったロシア人の兄ちゃんと向かいます。

ウイグル:乗合バス

乗り合いバスに揺られること数時間、まずはウチャの街へと入るときに関所がありました。
旅行者二人は降ろされて、荷物チェックをうけます。無事にくぐり抜けると、乗り合いバスはウチャの街に到着。到着場所から国境の関所には歩いてすぐでした。

国境のお昼ごはん!

しかし、国境についた頃には11時。なんと11時から13時までは国境の警備員はお昼休憩になってしまいます。
これは事前に情報で聞いていまして、朝一のウチャ行きのバスに乗って、運が良ければ間に合うし、運が悪ければ間に合わないという絶妙なタイムスケジュールになっているそうです。

中国ーキルギス国境のラグマン

2時間の待ちぼうけ。でもご安心、国境のすぐ隣に越境者向けのレストランがあります。ものすごく寂れてるけど。宿泊も出来そうでした、最悪の場合はここで泊まることも出来るみたいですね。
ロシア人と二人、旅人トークに花を咲かせます。

国境開門!

2時間待つと、国境が午後の業務に入りました。先程の関所へ向かいます。この関所は比較的すんなりと通してもらった記憶があります。けれども中国⇨キルギスの国境超えはここからが大変なのです。

中国とキルギス国境

この関所は国境エリアの中に入る為の関所。本当の国境はもっと先です。車で1時間くらい。なので、関所を超えると専用のタクシー運転手が迎えてくれます。このタクシーは、値段が決まっていて、その日の越境者で乗り合わせて割り勘します。この日は僕とロシア人以外は、誰一人越境しないようなので、二人で1台分をシェアします。

国境エリア移動!

タクシーに乗って移動です。当然ですがドライバーは中国語Onlyですのであしからず。
30分ほど車を走ると、また関所が出てきます。またもや全ての荷物チェック。携帯も提出して今まで撮った写真を1つづつ見られて、確認されました。この関所では結局一時間ほど取り調べを受けました。機密が写ってないか確認しているそうです。写真とかは正直クラウドにアップし終わってるんだけどなぁ、なんて心のなかでツッコみながらお行儀よく対応しました。
取り調べが終わると、再びタクシーに乗って移動です。

サイチェン中国!サーラムキルギス!

そのままタクシーに乗って、いよいよ最後の国境です。さっきの関所ほどでないですけど、荷物チェックと質問をうけます。そしてとうとう中国出国のスタンプが僕のパスポートに押されました!

キルギスの荒山と空
やっと、中国出国。けれど、この国境超えはこれで終わりません。キルギス入国の国境へは、そこから徒歩で1時間ほど進まなければならないのです。だけど、このあたりの眺め、控えめに言って最高なのです。そして、キルギス入国の国境に到着。先程までの厳重な国境とは違い、一瞬で入国スタンプが押されたのが、少し面白かったです。

国境には何もない

ということで、無事にキルギス入国はできましたが、なんとこのあたり、まじで何にも無いのです。

キルギスの高高度地域

そんな僕たちの相手に商売をするのが、おつぎはキルギス人のタクシーあんちゃん。事前情報よりやや高めの値段を、ロシア人と二人で割り勘して最寄り(車で5時間)な街まで移動します。
街についたのは、日付が変わろうという時間でした。

これが実録、AJ史上1番大変だった国境のお話でした。

次回からいよいよキルギス編!始まります!

つづく⇨

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