うわぁ、わざわざ特別参加ですか。スターリンさん!
たしかに、英語やロシア語でなんて言うんだろう。てゆーか、なんで同志諸君っていうんやろ。
旧共産圏を旅する旅人なら、ふと疑問になったことがありますよね。あるかな。無いかもしれない。とりあえず、僕は気になりました。
と言う事で、同志諸君!今回は同志諸君について調べたから、よろしく頼む!
それじゃ、ダヴァイ(ロシア語でLet’s go的な言葉)!
同志諸君!の意味
あらためまして、旅人です。いつもと違う感じでスタートしました、今回の記事。早速ですが、同志諸君について、順番に見ていきましょう!
さて、肝心のこの言葉、ロシア語ではダヴァーリシ (tovarisch)と言います。
ちなみに英語だと「comrade」ですね。
コムラーダの語源は、「同じ部屋に住む人」で、そもそもは相部屋の同居人を表す言葉だったみたいです。
一方のロシア語「タヴァーリシ tovarisch」は、「ビジネスパートナー」を意味する言葉でした。「タヴァール 」は「商品」という意味で、「タヴァーリシ」は仕事上の仲間を示す言葉です。
現在では同じく同士と翻訳される言葉ですが、ロシア語の同志諸君と英語の同志諸君は、違った言葉から導入された言葉だったんですね。
まぁ日本語の同志だって、もともとは共産党的な意味合いがあったわけじゃないしね。
同志諸君の成り立ち
コムラーダの成り立ち
もともと貴族に対する庶民という概念はフランス革命の時に生まれました。革命の時に市民は、シトワイヤン(citoyen)という名称を用いて自分たちを呼びましたが、コムラードの原型であるフランス語のカマラード(Camarade )という言葉もこの時から使用され始めたよです。その後に、社会主義者達が好んでその胡椒を使うようになり、ドイツや英国にも伝播し、コムラーダになったということです。
ダヴァーリシの成り立ち
ロシアのボリシェヴィキ勢力もまた、時代の新勢力である自分たちを示すのにふさわしい言葉を探していました。その中で、選ばれたのがダヴァーリシという語でした。革命を一緒に戦っている人々に対する、共感を示す呼びかけを示す言葉が必要だったのですね。
日本では
日本では、字義通り「志を同じくする者」の意味で社会主義運動に関係なく用いられてきましたが、日本に社会主義思想が紹介されて普及するに従い社会主義的な意味を帯びるようになってきました。
同志と訳した初出も探してみたけれど、なかなか情報が見つかリませんでした。
ちなみに中国は。
中国では、孫文が同志 (tóngzhì, トンチー) という言葉を使い始めたとされています。
しかし、台湾において同性愛者間における呼びかけの言葉として同志が用いられ始め、1990年代以降は中国国内においても次第に同性愛者間の呼びかけの意味が強くなってきているそうです。
現在では、同志という呼びかけは古参の共産党員以外ではあまり用いられなくなっているようです。党内部では2010年代においても「同志」の語が用いられ続けているが、一般社会では誤解を避けるため、革命同志に対しては“先生”か“女士”を使っておいた方が無難であるそうな。
中国を旅する人は要注意だね!
以上、同志諸君についての調査でした。