旅人の大先輩!!三蔵法師の旅路をたどる!!

三藏法師の銅像 旅のおぼえがき

さて、西安からひたすら西へ向かう旅を続けている筆者ですが、このルートをはるか昔に通っている。有名人がおります。そう、三蔵法師ですね。

実は、三蔵法師とは、仏教の経蔵・律蔵・論蔵の三蔵に精通した僧侶(法師)のこと。また転じて訳経僧を指していうようになった。単に「三蔵」と呼ぶこともあります。
日本では『西遊記』に登場する人物「三蔵法師」として特に有名ですが、三蔵法師というのは一般名詞であり、尊称であって、固有名詞ではないのです。西遊記の三蔵法師(玄奘三蔵)は数ある三蔵法師のうちのひとりなんですね。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

じゃあ「三蔵法師!」って呼ぶのは、「課長!」っ呼ぶようなもんってこと?

神官さま
神官さま

本名は玄奘です。ま、こっちの名前も有名ですけどね。

玄奘さんのお話をする前に、三蔵法師の話をもう少しだけ。他にも有名な三蔵法師として、鳩摩羅什、真諦、不空金剛などがいます。また日本人として三蔵法師の称号を得た僧もいまして、霊仙という人です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

日本人に三蔵法師がいたとわ。。

玄奘の歴史

さて、玄奘三蔵ですが生まれは602年、洛陽にほど近いところで、地方官の4男坊として誕生します。時代は隋の末期、不幸にも十歳で父親を亡くした玄奘少年は兄と共に仏門の道を歩み始めます。

618年、いよいよ隋が危なくなったので、17歳になっていた玄奘くんは、兄と共に長安のお寺に移ります。しかし長安も戦支度で慌ただしく、偉いお坊さんも地方へ散ってしまっていました。二人はさらなる教えを求めて2年後には成都へと移ります。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

成都いいよねー。僕も行った。

神官さま
神官さま

おぉ、パンダですか?

AJ(nobu)
AJ(nobu)

(中国の宇宙センター行きたくて、寄っただけだよ)

629年、時代は唐に移り変わっていました。玄奘さん28歳、ついに出発の時です。かれこれ、18年も修行していた玄奘さんですが、さらなる仏教の真髄を求めてインドに向かいます。

神官さま
神官さま

やはり、原典や現地を見なければ、本質はわからないんだね

AJ(nobu)
AJ(nobu)

翻訳や解説本で十分な気がするけど。。。

玄奘さんのここがやばいポイント 密出国

そして早速、玄奘兄さんのここがやばいポイントです。。玄奘兄さんは、出国願いを国に提出するのですが、当時、時代が隋から唐に移り変わって間もなかったため、国はまだまだ慌ただしく、拒否されてしまったそうです。すると、玄奘兄さんは、国禁を犯して密かに出国、役人の監視を逃れながら、現在の新疆ウイグル地区にあった高昌という国に向かったというのです。なんだか西遊記のイメージとぜんぜん違いますね。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

密出国って、ワイルドですね

高昌の王は仏教徒であったため、玄奘兄さんは、ここで資金援助をもらいます。そして、商隊に交じって西への旅を続けます。その道程は、途中までは天山南路を行って、途中で天山北路へと渡って中央アジアへと至るものだったそうです。

画像:桑山正進著・訳「西域記-玄奘三蔵の旅」(小学館 1995)より

そうして、インドでの修業を終えた玄奘のおっさんは、645年、唐の都である長安(今の西安)へと期間します。この時43歳、実に16年の旅だったそうです。唐へは650部に及ぶ経典も一緒に持ち帰ったとか。その中でも最も著名なものが『大般若経』というもので、これだけで16部=600巻だとか。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

え?1部=1巻じゃないんだ。いったい、どんだけ巻物持ち帰ってんのよ


ちなみに玄奘は唐へ戻ったあとも、原典の中国語訳に追われますが、結局全体の1/3も終わらぬまま、なくなってしまうそうです。玄奘の翻訳は、既存の訳語の見直しも含めて行われており、仏教界では玄奘以前の書物(漢訳仏典)を『古訳』、玄奘以後の書物を『新訳』と呼ぶそうです。翻訳業界においても、まさに革命児的な存在だったのですね。

玄奘のお墓 まじで埼玉にある

さて、最後にして最も衝撃的だった豆知識です。そんな玄奘のお墓ですが、なんと日本にあるのです。玄奘没後、遺骨は長安に埋葬されますが、唐代末期の混乱で遺骨は行方不明になってしまいます。それを見つけたのが日中戦争時代の旧日本軍でした。その後、いろいろ揉めましたが日中分骨でまとまり、日本側は埼玉県さいたま市の岩槻にある『慈恩寺』に収められているそうです。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

岩槻って、(実家の)めっちゃ近所やん!!

神官さま
神官さま

すごい!!何かと縁があるね

ということで、世界一周終わったら、岩槻に居る玄奘さんに報告に行こうと思いました。
西回りで世界一周されている方は、日本へ戻ったらぜひとも岩槻へ!

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