こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
まめにやっております”旅する前に知っておきたい国旗の意味”シリーズ。今回はブラジル。
ブラジルは、南米を代表する大国だね
じつは今、ちょっと行こうと計画しています
ブラジルへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
過去の国旗シリーズの記事はこちらから⇨こちら
ブラジル 国旗 意味アウリヴェルジ
ブラジルの国旗は、日本国内でもブラジル料理屋や、サッカーのニュースなどでよく見かけることも多いですね。ブラジルの国旗は、ブラジルではアウリヴェルジと呼ばれていて、意味は金緑旗という意味だそうです。
日本の日の丸みたいに、愛称があるんだね
現在は、緑色は森林を、黄色は金と鉱物資源とされています。ただし、もともとはブラジル皇帝であったペドロ1世のブラガンサ家(緑)、とその皇妃マリア・レオポルディナのハプスブルク家(黄)からとられたカラーリングなんだそうです。
関係ないけど、マリア・レオポルディアって、すごいかっこいい名前だね
中央の円は、共和政が樹立された日の朝、1889年11月15日の朝8時30分に、リオデジャネイロの空に浮かんでいる星々を表しています。
星の数は27個で、それぞれブラジルの26州と1連邦直轄区を示しています。それぞれの星と行政区はペアが決められていて、例えば、一番左上にある星は、こいぬ座のプロキオンでアマゾナス州を表しています。
なので、行政区が増えたりすると、国旗の中の星が増えて、デザインが変わったりもするそうですよ。
中央の白い帯は黄道を表しています。黄道は、月の通り道ですね。
帯にかかれているのは哲学者オーギュスト・コントの言葉で、秩序と進歩と書かれています。発足当時の政府首脳陣が実証主義を重視していたからだそうです。
ブラジル 国旗 歴史
1492年にコロンブスが新大陸を発見し、ブラジルへはポルトガルが入植し始めました。
こちらは現在のブラジル国旗の緑の由来にもなった、ポルトガル王ペドロ2世の旗になります。
ポルトガルはもともとアヴィス家が支配する王朝でしたが、断絶。その後、スペイン王家との同君王朝が60年ほど続き、1640年に独立戦争を経て、アヴィス家の分家であるブラガンサ家が再びポルトガルの君主となりました。真ん中の青い盾のエンブレムはブラガンサ家のシンボルになります。
ペドロ2世は、そんなブラガンサ家の3代目でした。この時期にブラジルで銀鉱山が発見され、ポルトガルは莫大な利益を上げました。
ブラジルとペドロ2世にはそんな繋がりもあったんですね。
そんなポルトガル王国と、ブラジル公国でしたが、転機が訪れます。1808年、ナポレオン戦争によって、本国ポルトガルから当時の国王が追いやられ、ブラジルに移り住むことになってしまいました。国王が住んでいるのに公国のままではよくないだろう、そうして誕生したの”ポルトガル・ブラジル及びアルガルヴェ連合王国”でした。その時代の国旗がこちら。
ちなみに、アルガルヴェは現在のポルトガル南端の地域のことで、じつはポルトガルと同君王国という扱いで、ポルトガル内でも半独立的な地位にあった歴史が長い地域になります。
なんか、中央の天球儀のデザイン、ちょっと現在のブラジル国旗と似ていますね。
最後に紹介するのはブラジル帝国時代の国旗です。
ブラジルって帝国の時代もあったんですね。
先程の歴史の続きで、ナポレオン騒動が収まったのちの1820年。ポルトガル王が本国へ帰還した後に、ブラジル摂政として残った皇太子が独立したのがブラジル帝国です。
王国でなく、帝国である根拠はあまりないそうです。名乗った者勝ち、ということなんでしょうか。一応ブラジルの面積が、ヨーロッパ諸国と比べると、かなり広いため、統一性を保つために帝国を自称したともされています。
ブラジル帝国の国旗には、現在のブラジル国章と、共通しているデザインがありますね
その後、ブラジル合衆国になってから、現在の国旗がスタート。意味の項でも書いたように、もとは20州だったため、星の数も20でしたが、その後州が増えるたびに、旗に星が増えていきました。
ちなみに現在は、ブラジル合衆国からブラジル連邦共和国になっています。
ブラジル 国章
お次にブラジルの国章を見ていきましょう。
両脇にあるのは、左側がコーヒー、右側がタバコになります。
真ん中にあるのは、南十字星。そのまわりを27個の星が囲っています。こちらも州の数が増えるたびに、星の数が増えるんだそうです。
まとめ
今回はブラジルの国旗の意味を調査しました。
ブラジル・ポルトガルの歴史を思いもよらず、調べてしまいました。
国旗に歴史ありですね
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