今回のあらすじ
とにかくロンドン中の博物館を訪ねまくるAJ
今回は美術館を訪ねまくる
ロンドンナ・ショナルギャラリー
ロンドンミュージアム廻り、今回は美術館編です。
まずは一番大きいロンドン・ナショナルギャラリーに行ってみましょう。
さまざまな年代の絵画がバランスよく展示されていますが、目玉の一つはこちらでしょうか。ヤン・ファン・エイクのアルノルフィーニ夫妻の肖像です。
ダヴィンチやミケランジェロなどのルネサンス最盛期より、若干先んじた15世紀前半にネーデルラントで発達した北方ルネサンス、いわゆるフランドル派の名品で、当時としてダントツのリアリティで描かれた絵画です。
他にも、僕が個人的に気に入った作品を紹介します。
こちらは、サルヴァトル・ローザの自画像です。17世紀のイタリアの画家だそうです。いや、イケメン!ちょっと憧れますね。
こちらはティツィアーノ・ヴェチェッリオの”3世代の寓意”
ティツィアーノはルネサンス最盛期のヴェネツィア派で、最も重要な画家だそうです。ルネサンスにはフィレンツェ派とヴェネツィア派があったそうですが、フィレンツェ派はデッサンなどリアルさを重視し、ヴェネツィア派は詩的な雰囲気をより重視していました。
同じくルネサンス期の作品で、こちらは有名なミケランジェロの作品です。面白いことに左半分が未完成の作品でした。大画家になると、描き途中でも美術館に飾ってもらえるんですね。
近代の作品も、しっかり揃っています。ゴッホのひまわり。
でも個人的には、こちらのゴッホのカニの方が印象に残りました。背景の色が、カニを惹きたたせている感じがします。
面白い作品だと、こちら。クエンティン・マサイスの醜女の肖像。
実は結構有名だったりします。最初に紹介したヤンファンエイクと同じフランドル派の画家ですが、時代的にはヤンファンエイクより80年ほどあとで、ミケランジェロやレオナルドダヴィンチと同年代です。ダヴィンチとは仲が良く、お互いの作品を交換してたりしたそうで、これの模写をダヴィンチもしていたそうな。
風刺画家として有名で、この作品も、年をとったのに姫ファッションをしているお婆さんを皮肉った作品だそうです。
個人的には、本人が楽しけりゃそれでいいじゃん、と思うので、もう少し幸せそうに描いてあげてもいいじゃないの、なんてことを思いながら観賞してました。
最後に気に入ったのは、美術館の絵。美術館で美術館の描かれた絵を見る。なんだか面白いです。
ライトアップした外観も綺麗でした。
テート・ブリテン
お次はテート・ブリテン。もともとはナショナルギャラリーの別館で、イギリス出身画家の作品を集めた場所でしたが、現在はその縛りはなくなり、名称も変更され別の美術館になっています。
なんか、入り口がすごいことになっていますが、現代アートとのコラボだそうです。よくわからんです。
ここの目玉はもちろん、イギリスの大画家ターナーの作品です。
煙や雲や霧の描写が特徴的な画家です。作品の名前も凝っていて、この作品のタイトルは”青白い馬に乗った死”。おしゃれすぎる。
一部の展示はこんな風にたくさん並べられていて、その中に有名な作品が混じっていたりもします。オフィーリア、こんなところにありました。
ここで気に入ったのオーピーという画家。とにかく美少年を描くのが上手な画家でした。彼のことは、当時調べて別の記事にもしてました。詳しくはそちらをどうぞ。
テート・モダン
最後に紹介するのは、現代アートを中心とした展示があるテートモダン。
正直、現代アートはあんまり好みじゃないので、この外観が一番好きだったりします。
そんな中、気に行ったのはこのラジオの塔。
コラージュアートも、そんなに好きではないのですが、これなんか確かにおしゃれでかっこいいです。
これはダダイズムを代表するデュシャンの『泉』。
さっぱりわかりませんが、有名なので写真は取ります。
博物館の外も、このあたりはおしゃれです。
美術館、博物館を歩きまわっていたら、夜になっちゃいますね。
この建物もおしゃれです。
おわりに
とにかくロンドンはミュージアムがたくさんで、博物館・美術館巡りが好きな人には、とってもお薦めの旅行先です。
次回は、ロンドンを離れ、ウェールズ旅行に行った様子をお届けします。
つづく⇨
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