こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
先日、おめでたいことがありましたね
ありました、ありました。
Twitterでも呟きましたが、アポロ11号が月へと降り立った記念日に、日本のロケットH-2Aの42号機が打ち上がり、無事に打ち上げ成功となりました。
今回は珍しく、日本の衛星ではなく、海外の衛星を打ち上げる商業打ち上げだたようです。
打ち上げた衛星はUAEのものでした。
ということで、今回は世界の宇宙開発事情”中東編”です!
中東への旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
ロケット技術保有国 イラン&イスラエル
ということで、早速解説。
世界で国産の宇宙ロケット技術を確立しているのは数少なく、10カ国程度しかありません。
そのうちの2カ国が中東のイランとイスラエルになります。
イラン
イスラム革命以前は、イスラエルとも仲がよく、航空宇宙技術の技術協力もしていたといいます。
対立後は主に中国や北朝鮮から技術指導を受け、現在はカプシュとサフィールという2種類のミサイルがあり、このうちサフィールが宇宙開発用(宇宙空間到達可能)のミサイルになります。
2009年に初成功し、国産ロケットによる国産衛星打ち上げを成し遂げています。それ以降も合計10回程度挑戦しているようですが、成功率は50%程度とまだまだ安定した成功率には程遠いようです。
やっぱり宇宙開発って難しい技術なんだね〜
なんだか、シンプルに見えるけれど、れっきとした液体燃料ロケットだそうです。
地球の周辺を回る、低軌道に50Kgのオービター(物質)を打ち上げることができます。
ちなみに日本のH2Aはというと、低軌道までなら15,000 kgまでの重量を打ち上げることが出来ます。
なんとな!
国産宇宙ロケットを持つ国は10カ国。とはいえ、その中にも大きな技術差はあるようですね。
ちなみにサフィールの意味は、使者という意味ですね。
そういえば、フランスのロケットもサフィールだったけど、なにか関連があるのかな。こちらは宝石のサファイアという意味。
イスラエル
イスラエルもまた、国産の宇宙ロケット技術を持つ国になります。
彼らのロケットの名前はシャヴィット。ヘブライ語で彗星という意味だそうです。
1988年に打ち上げを成功させていますが、打ち上げ回数自体は多くなく通算8回、そのうち成功率は6回です。
技術協力はもちろん欧米とにあります。
ちなみにイスラエルは打ち上げに際して、西向きにロケットを飛ばすそうです。
地球は東向きに自転しているので、じつは西向きに打ち上げると推力が損なわれて、東向きの半分程度の重さしか宇宙に運べないのです。
とはいえ、周辺のアラビア諸国との無用の衝突を避けるため、イスラエルは西向きに打ち上げを行っているそうです。
また、衛星では、2019年に月面探査器の”ベルシート”を、月面に着陸させました。月面に探査機を軟着陸させたのは、ソ連・米国・中国に続く4カ国目。民間企業では初の快挙でした。(打ち上げロケットもSpaceXのファルコン9で民間でした)
月面探査といえば日本のかぐやですが、あちらは月周回衛星ですからね。そろそろ日本も軟着陸させて、ローバーを走らせてみてほしいですね。TOYOTAとJAXAでいろいろ作ってはいるらしいですが。。。
衛星開発国
さて、ここからは打ち上げ技術はないけれども、衛星などを自国開発している国のお話です。
UAE
まずはUAE。
何を隠そう、先日日本がH-2Aで打ち上げたのがUAEの火星探査衛星”HOPE”でした。
今回のHOPEはUAEの建国50周年のプロジェクトとしても広くアナウンスされていましたね。
史上初となる、下層大気の分析が目標です。
HOPEの制作にはアメリカの大学と技術協力をしたそうですが、無事に成果が挙げられると良いですね。
トルコ
トルコは日本とも技術協力を結び、宇宙開発に挑んでいます。通信衛星のチェルクサットは三菱電機に発注がなされたりしています。
航空分野では、すでにアメリカのF戦闘機をライセンス生産したり、ボーイング社の飛行機の一部機構を請負生産したりと、高い技術力を証明しています。
サウジアラビア
サウジサットという地球観測衛星を打ち上げています。アメリカとも月面開発の協力文書にさいんしているとか。
おわりに
ということで、今回はあまり知られていない、中東の宇宙開発事情をまとめて見ました。
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