英語のお勉強・ケネディの月を目指す演説を見てみる

画像:宇宙・ケネディ演説 わりと雑学

こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

今回はめずらしく英語のお勉強?です。

以前サターンⅤの記事を書いた時に、改めてケネディ大統領の演説を見て、カッコいいなぁと思いました。

そしてビビッときました。ブログの新シリーズになりうると。

太陽の精
太陽の精

あぁ〜、名演説を聴いてみるリスニングの勉強方法って人気あるよね〜。

ということで、名演説を聴いてみるシリーズ!とりあえず第一弾の記事になります。

アメリカへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!

ケネディ 月 演説

さっそく、今回はケネディ大統領の”We chose to go to the moon”をとりあげます。

アメリカが、人類を月面に送るアポロ計画を始める際にした演説ですね。とっても感動的です。

以下、英文とAJによる頑張った意訳です。

But why, some say, the Moon? Why choose this as our goal? And they may well ask, why climb the highest mountain? Why, 35 years ago, fly the Atlantic? Why does Rice play Texas?

We choose to go to the Moon! We choose to go to the Moon…We choose to go to the Moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard; because that goal will serve to organize and measure the best of our energies and skills, because that challenge is one that we are willing to accept, one we are unwilling to postpone, and one we intend to win, and the others, too.

意訳するとこんな感じですかね。

なんで月なんだ?と言う人もいるでしょう。なぜ、それを目標に選ぶのかと。そういひ人はこうも訊くでしょうね。なぜ、高い山に登るか?なぜ、35年前に大西洋横断飛行をしたのか?なぜ早稲田と慶応はあらそうのか?と。

我々は月に行くことを選びます!この十年の間に月に行こうと思います。簡単だから行くのではありません、難しいから行くのです。そこは、人類の技術と情熱の最大値を推し量る最良の目標です。

この挑戦は、我々が待ちに待ったものであり、これ以上待てないものであり、なんとしても勝ちたい挑戦です。それは、ソ連も同じだろう。

ライス大学とテキサス大学ってライバルなんですね、初めて知りました。とりあえず早慶に意訳しときました。

ちなみに、アポロ計画のWikiに意訳の日本語が少し載ってました。

我々が10年以内に月に行こうなどと決めたのは、それが容易だからではありません。むしろ困難だからです。この目標が、我々のもつ行動力や技術の最善といえるものを集結しそれがどれほどのものかを知るのに役立つこととなるからです。その挑戦こそ、我々が受けて立つことを望み、先延ばしすることを望まないものだからです。そして、これこそが、我々が勝ち取ろうと志すものであり、我々以外にとってもそうだからです。

さすがに、上手な訳し方ですね。すごいです。

”We chose to go to the moon” 背景

アメリカとソ連の宇宙開発競争は1957年の10月にソ連が世界初の人工衛星”スプートニク1号”を打ち上げたことに始まります。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

世に言うスプートニク・ショックだね

その後も、アメリカの宇宙開発は常にソビエト連邦に先行を許す状態が続いていました。それから4年。1961年の1月にジョンFケネディはアメリカの大統領へと就任しました。ご存知の方も多いでしょうが、ケネディはアメリカ史上唯一のカトリック信仰者の大統領で、アイルランド系移民としても史上初、選挙で選ばれた大統領の中では最年少という大統領です。今でこそ人気な大統領ですが選挙当時jは、対立候補のニクソン(こちらも後に大統領)と大接戦だったそうです。

1月に当選を果たしたケネディでした、4月にいきなり大事件が起こります。ソ連のユーリ・ガガーリンが人類初の有人宇宙飛行を成功させます。これを受けて1961年5月にケネディ大統領は議会の前で「この10年のうちに、人を月に送るという目標を掲げるべきだ」と提案します。しかし世論調査では、アメリカ人の6割がこれに反対したといいます。

その後も米ソ冷戦は激化をたどります。議会での発言から1年後、ケネディ大統領は再び月面計画に言及します。それが、今回取り上げたスピーチになります。

1962年9月12日、ヒューストンにある名門ライス大学のライススタジアムで、約4万人の群衆の前でのスピーチでした。

影響

もちろんこの演説の直ぐ後に、アポロ計画の支持率が急上昇するということは、ありませんでした。けれでも激化する冷戦と、支持者の地道な活動によりアポロ計画への支持率は徐々に上昇、6割を越える賛成を得るに至ります。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

この演説の一番かっこいいところは、実際に60年代のうちに人類を月へと送ったことだとですよね。

1969年7月16日、宣言どおりアメリカは人類を月へと贈ります。しかしスピーチをしたケネディ大統領はその様子を見ることは出来ませんでした。1963年に暗殺されてしまうからです。

ケネディ アポロ演説 ロングバージョン

本当は、ここの前の部分もカッコいいので、お暇な人はFullバージョンを見てみてください。

演説書き起こしのロングバージョン⇩

We set sail on this new sea because there is new knowledge to be gained, and new rights to be won, and they must be won and used for the progress of all people. For space science, like nuclear science and all technology, has no conscience of its own. Whether it will become a force for good or ill depends on man, and only if the United States occupies a position of pre-eminence can we help decide whether this new ocean will be a sea of peace or a new terrifying theater of war. I do not say that we should or will go unprotected against the hostile misuse of space any more than we go unprotected against the hostile use of land or sea, but I do say that space can be explored and mastered without feeding the fires of war, without repeating the mistakes that man has made in extending his writ around this globe of ours.

There is no strife, no prejudice, no national conflict in outer space as yet. Its hazards are hostile to us all. Its conquest deserves the best of all mankind, and its opportunity for peaceful cooperation may never come again. But why, some say, the Moon? Why choose this as our goal? And they may well ask, why climb the highest mountain? Why, 35 years ago, fly the Atlantic? Why does Rice play Texas?

We choose to go to the Moon! We choose to go to the Moon…We choose to go to the Moon in this decade and do the other things, not because they are easy, but because they are hard; because that goal will serve to organize and measure the best of our energies and skills, because that challenge is one that we are willing to accept, one we are unwilling to postpone, and one we intend to win, and the others, too.

ちなみにFullバージョンの動画をUpしているのはNASA公式アカウントですね。

狛犬
狛犬

ん〜、素晴らしい。

おわりに

ということで、今回はケネディ大統領の名演説”We chose to go to the moon”を聴いてみました。

AJ(nobu)
AJ(nobu)

確かにリスニングの勉強になるね

太陽の精
太陽の精

字幕がちゃんとついてる動画を探すのが地味に大変だったけどね

リスニングは何回も繰り返し聴くことがらい説だといいますが、名演説はカッコいいので繰り返し聴いても苦にならない所がいいですね。

また、機会があれば別の演説を取り上げてみようと思います。

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