こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
まめにやっております”旅する前に知っておきたい国旗の意味”シリーズ。今回はイギリス。
イギリスの旗は有名だよね。
イギリスは連合王国だから、ユニオンジャックは3つの国の旗が組み合わさってできているんだよね。
イギリスへの旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
過去の国旗シリーズの記事はこちらから⇨こちら
ユニオンジャック!
さて、まずはイギリスの正式名称からです。
ちゃんと言えますか?答えは、
グレートブリテン及び北アイルランド連合王国(the United Kingdom of Great Britain and Northern Ireland)ですね。
現在は、イングランド、スコットランド、ウェールズ、北アイルランドからなる連合王国です。
はその象徴である旗は、ユニオンフラッグ(Union Flag)あるいはユニオンジャック(Union Jack)呼ばれて親しまれています。
イギリス国旗の意味は?
さて、それでは国旗に込められたその意味は?
イギリス国旗は3つの旗を合体して作られています。
白地に赤い十字のイングランド旗と、青字に斜め十字のスコットラン旗、白地に赤い斜め十字のアイルランドの旗が組み合わさって、出来ているのです。
アイルランドが加わる前は、斜めの赤十字ぬきの旗も一時期使われていたみたいです。
あれ?ウェールズの旗はないんだね
ウェールズは13世紀末という早い時期にイングランドに服属し国権の一体化が進んでいたため、国旗の中にウェールズの国旗の意匠が取り入られることがなかったそうです。近世では、ウェールズの国民意識の復興に伴い、ウェールズ旗の意匠も取り入れようという運動があったようですが、ユニオンジャックがあまりにも定着しすぎていて、今のところ実現には至っていないようです。
なんだか、ウェールズかわいそうだね。
それぞれの旗も見てみよう
イングランド旗
まずは、イングランド旗。白地に赤い十字のシンプルな旗ですね。この旗は、「セント・ジョージ・クロス」 (聖ゲオルギウス十字、St.George’s Cross) とも呼ばれるそうです。
旗の起源は1188年。第3回十字軍を1年後に控え、イングランド王ヘンリー2世、フランス王フィリップ・オーギュスト及びフランドル伯フィリップは各々が使用する十字旗の色を一定にする取り決めを結んだ。この取り決めでは、イングランドは赤地に白、フランスは白地に赤とされたそうですが、その後13~14世紀になぜか入れ替わってしまい、今に至るそうな。
なんだそりゃ
セント・ジョージ(聖ゲオルギウス)は龍退治の伝説がある聖人です。3世紀後半の人物ですが、竜退治の伝説が作られたのは11世紀になってからだとか。イングランドの守護聖人です。
ちなみにコーカサスのジョージアと旗が似てますが、ジョージアの旗の由来も、もちろんセント・ジョージ。というか、むしろ国名の由来にまでなっています。距離的には、かなり離れているのに、面白いですね。
ジョージアの旗
スコットランド旗
スコットランドの国旗は、青地に白の斜め十字で、セント・アンドリュー・クロス (St.Andrew’s Cross) とも呼ばれます。
また、聖人の名前が。。。
日本人には覚えるのが大変ですね
セント・アンドリュー・クロスは、X字型の十字にかけられて殉教した、十二使徒の一人であるセント・アンドリュー(聖アンデレ)を象徴しています。
歴史は古く、8世紀にスコットランド系であるピクト族の王フングスにより制定されたとされています。イングランド系のウェスト・サクソン王アセルスタンに攻められた時、援軍に駆けつけたスコットランド王アカイウスが戦いの前夜、光り輝く聖アンデレ十字の夢を見ました。その翌日の戦いはスコットランド側の圧勝で、このことに感謝し、フングスはセント・アンドリューの寺院を建立すると共に、セント・アンドリュー・クロスを自らの象徴としたといいます。
聖パトリックの旗
聖パトリック十字 (Saint Patrick’s Cross) は、白地に赤いサルタイアー(斜め十字)で構成される十字であり、アイルランド、そしてアイルランドの守護聖人である聖パトリックのシンボルとみなされています。
もともとは、聖パトリック騎士団の勲章として使われていたようで(この騎士団は1783年にアイルランド王国の筆頭騎士団として創設されたもの)いつの間にか、アイルランドを示す旗になっていたのだとか。
ただし、諸説あるよです。
ウェールズ旗
さて、最後にひとつだけユニオンジャックに入れなかったウェールズの旗です。
まぁ、たしかにこれは入れづらいよね
ウェールズに伝わる赤い竜の伝説を全面に出した旗、竜はなかなか渋い表情をしています。
緑と白は、ネギだそうです。いやまじで。
まとめ
今回はイギリスの国旗の意味を調査しました。
一つ調べるつもりが、5つも調べる羽目になってしまった。
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