どうも、旅人です。ガンバって美術の歴史を記事にまとめております。。。
かなり時間が空きましたが、前回のルネサンスに続いて、今回はやや詳しめに近代芸術しをまとめていきます。
ロンドンで絶賛、博物館・美術館参り中だから、今のうちに芸術のお勉強をしておきたいのよ
見てくれた人が旅をする時に少しでも楽しみが増えてくれればなぁ、と思います。
古代芸術編はコチラ⇩
ルネサンス編はこちら⇩
近代芸術 歴史 簡単に
あらためまして、AJ(nobu)です。なかなかやらないシリーズ物の第三回ですよ。
今回はっ近代芸術の美術史をざっくり記事にしてまとめますよ。
美術なんて興味ないし、という旅人の多いこと多いこと多いこと。そんな旅人が、旅情報を求めて彷徨った先に、このブログと出会うことを祈って記事にしますよ。
今回のざっくり
- 1900フォービズム
- キュビズム
- 1930シュールレアリスム
- ダダイズム
- 1960ポップアート
- 抽象表現主義
ここもざっくり3つにしました。ついでに30年づつにしました。20世紀に入って美術はさらに多様化、ブームの短期間化が顕著になります。初っ端のどでかい衝撃が、フォービズムです。
フォービズムは爆発系です。ピカソとかです。その後、リアルさと個性の融合を試みるシュールレアリスムが流行って、大量消費社会の訪れとともに、今の広告みたいなポップアートの時代が来ます。
今回の3行はこちら!!それでは、いっこづつ見ていきましょう。
フォービズム
二〇世紀の芸術史。その先陣を切るのがフォービズムという運動でした。
その直前に流行した世紀末芸術というムーブメントが暗め儚げの雰囲気でしたので、それを跳ね返すような爆発力のある芸術です。1905年にパリで開催された展覧会に出品された一群の作品の、原色を多用した強烈な色彩と、激しいタッチが特徴です。ちなみにフォーヴィスムは”野獣(fauves)の檻の中にいるよう”という批評から命名されたそうです。
抑えておきたいのは、マティスという画家さん。大胆な色使いの作品が一世を風靡したようです。
フォーヴィスムはキュビズムのように理知的ではなく、感覚を重視します。ルネサンス以降の伝統である写実主義と決別し、目に映る色彩ではなく、心が感じる色彩を表現しました。
その流れを受けて興った流行りがキュビズムです。仕掛け人はご存知パブロ・ピカソ。
フォーヴィスムが色彩の革命であるのに対して、キュビスムは形態の革命である、という言い方をされます。それまでの絵画が一つの視点に基づいて描かれていたのに対し、いろいろな角度から見た物の形を一つの画面に収めました。ピカソ自身はそれ以前からもキュビスムを研究していたようですが、世の光を浴びることになったのは1911年のことでした。
シュールレアリスム
1910年台も半ばに入り、世界は第一次世界大戦へと突入していきます。そんな中あらわれた芸術運動がダダイズムでした。世界大戦に対する抵抗や虚無を根底に持ち、とにかく今までの既成概念や常識を打ち破ろうとする攻撃性が目立ちました。有名なのは絵画ではありませんがデュシャンの”泉”という作品。便器にサインがしてあるだけの作品です。
ロンドンで実物見てきたけど、これが芸術ねぇ。。。
これらの運動は、のちに1920年台後半にシュールレアリスムへと発展していくのでした。
シュールレアリスムはフロイトの精神分析の強い影響下にあり、個人の意識よりも、無意識や集団の意識、夢、偶然などを重視した作品がもてはやされました。
有名なのはサルバドール・ダリの”記憶の固執”。あのとろけた時計の絵ですね。
ちなみにダリは1980年台まで存命だったので、絵画の著作権が切れてないので一応載せません。
ポップアート
1930年台以降、アートの中心はヨーロッパからアメリカへと写っていきます。
世界恐慌に第二次大戦などでヨーロッパから先鋭的な芸術家が亡命してきたこと、アメリカ自身が先住民族などの文化に目を向け始めたことなどをきっかけに、新しい芸術が花開きます。
ジャクソン・ポロックが代表的な芸術家。カラフル絵の具を大きいキャンバスにぶちまけて飛沫が飛び散ってておしゃれ的な、いわゆる抽象芸術が新しいアートとして受け入れられます。
その後も経済とアートの中心はアメリカで、ついにアートと消費経済が結びついて1960年台に流行するのがポップアートです。大量消費の時代の芸術として印刷可能な、デザインだけで勝負するようなアートが流行します。有名なのはマリリンモンローの顔写真をカラフルにペイントした作品などで有名なアンディ・ウォーホルです。
アンディ・ウォーホルもまだ著作権が切れていないので、画像はなしです。
まとめ
今回も、かなりざっくりとアートの歴史を勉強しました。
なんとなく時代の流れみたいなものが解っていただけたのではないでしょうか。
芸術史はまだまだ勉強することが多そうなので、今後も取り組んでいきたいと思います。