こんにちわ。今日もどこかをフラフラと旅しております、AJ (nobu)です。
今回は星印特集!!
ダビデの星とか、ソロモンの星とか、いろいろありますよね
みなさん、なにが何角形だかわかります?
今回は、そんな星印を特集して整理してみました。
ちなみに”〜グラム”は○芒星、”〜ゴン”にすると○角形になりますよ
海外への旅行を考えているあなた、この記事をよめば、あなたの旅も深まること間違いなし!
五角形・五芒星・ペンタグラム
もっとも古い五芒星は、紀元前3000年頃のメソポタミアの書物にあるとされています。
バビロニアでは、それぞれの頂点に木星・水星・火星・土星、そして上の頂点に地母神であるイシュタルと結びついた金星を配置したとされています。
東洋では、五行説と結び付けられて、呪術の象徴にもされてきました。
ソロモンの星
五芒星は、中世西洋においても聖なる紋として認知されてきました。
特に魔術師としても高名な古代バビロニアの王、ソロモン王が悪魔を使役した時に使用した記号として知られています。
晴明紋・桔梗紋
日本の陰陽道でも、五芒星は魔除けの呪符として伝えられています。
陰陽道の基本概念となった陰陽五行説から、木・火・土・金・水の力の働きを表したものになります。
最も有名な陰陽師である、安倍晴明も用いていたことから晴明紋と呼ばれたり、キキョウの花に似ているから晴明桔梗なんかとも呼ばれているそうです。
キキョウの花ってどういうのだっけ?という方にはいどうぞ。
逆五芒星
サタニズムやディアボリズムと呼ばれる悪魔信仰のシンボルに使われるのが逆さ五芒星です。
五芒星には破魔の意味がある(あと、手を広げた人に見える)ので、それを逆さにした冒涜的な紋章なのだそうです。
悪魔を召喚する時に描かれたりするそうなので注意しましょう。
六角形・六芒星・ヘキサグラム
五芒星についで、多くの逸話や紋章に用いられています。最も有名なのはイスラエルの紋章としてのダビデの星でしょうね。
もちろんユダヤ教やユダヤ人とも強く結びついていて、あのロスチャイルド家も六角形のマークを使っていたそうです。
ダビデの星
ダビデ像で有名な、古代イスラエルの王様です。
そんなダビデ王が使っていた紋章がダビデの星!と思いきやそこには意外な歴史が。詳しくは近日公開のイスラエルの国旗の記事にて!
国旗関連の記事はこちら⇩
クロウリーの星(セレマの星)
アレイスタークロウリーは、18世紀に世界的なオカルトブームをもたらした人物です。
籠目紋
日本の紋にも、かごめ紋というものがあります。竹などで編んだ籠の網目に由来する文様で、魔除けの意味があるとされています。
”かごめかごめ”の歌もあって、オカルト界隈ではよくネタにされる文様になっています。
七角形・七芒星・ヘプタグラム
六芒星と八芒星にはさまれて、やや人気が薄い感じのする七芒星。
また、オーストラリアやヨルダンでは州の数などにちなんで、七芒星が使われていたりします。
それに、北海道の紋章にも七芒星が使われています。幕末の蝦夷共和国とかの時から北海道のマークとして使用されていた層です。日本ハムファイターズのマークにも描かれています。
ババロンの星
先程も登場した怪しいオカルト教団、セレマに登場する、母なる神のマークです。
元は、新約聖書のヨハネの黙示録に登場する”大淫婦バビロン”という伝承によるらしいです。
八角形・八芒星・オクタグラム
ベツレヘムの星
クリスマスの星とも呼ばれます。イエス・キリストが生まれた時に空に輝いた流れ星と言われ、東方三博士(カスパール・メルヒオール・バルタザール)はこの星を見てイエスの誕生を察したという伝説があります。
実はクリスマスツリーの星もこの星で、ホントは八芒星だそうです。今ではすっかり五芒星ですね。
ベツレヘムはイスラエルの町で、イエス・キリストが産まれたとされる町になります。
ラクシュミーの星
インドにも八角形の伝承があります。こちらは正方形を2つ使って描かれる八芒星。
インド神話(ヒンドゥー)の女神ラクシュミーの持つ、8つの姿を象徴しているとされています。
ヒンドゥーの三大神のひとりであるヴィシュヌ神の奥さんで、インド三大祭のひとつディワリはラクシュミーのお祭りだそうです。ちなみにラクシュミーが司っているのは美と富と豊穣と幸運。拝んどいて損はないですね。
ルブ・エル・ヒズブ
アラビア語で、ルブは「四分の一」を、ヒズブは「まとまり」。
イスラムの聖典コーランは114の章に分かれてて、その章のまとまりの単位で、ルブ、ヒズブという言葉があるそうな。
イスラム書道では、ルブ・エル・ヒズブは章の終わりを示すシンボルとして(۞)が書かれていることもあるそうです。
イシュタルの星
シュメール神話に出てくるイシュタルという女神の象徴とされていました。
豊穣の女神であり、金星とも結び付けられているのでこのデザインは金星とも結び付けられていたそうです。
セルブローズ
八芒星には当てはまらない気もしますが、ノルウェー伝統のセルブローズのデザインも8つの角を持つデザインです。
なんだか、セーターとかマフラーでよく見るデザインだね。
セルブは町の名前。もともとはバラの模様でしたが、ノルウェー発祥ということもあり、現在では氷や雪と結び付けられる事が多いみたいです。
アウセクリス
最後はまさかのラトビア神話から。
そういえば、ラトビア神道っていうのがあるんだったね。
ラトビア神話のアウセクリスは、太陽の神・月の神に次ぐ、三番目に有名な金星の神様だそうです。
ソ連からの独立時には、この八芒星が独立のシンボルとして使われたりもしました。
なんだか、だんだんラトビア神道気になってきましたね。
九角形・九芒星・エニアグラム
バハーイー教のシンボルとして九芒星が使われています。
19世紀にイランで発展した宗教ですが、現在は迫害を受けイスラエルに本部があります。
キリスト教・イスラム教などの、いわゆるアブラハムの宗教のひとつですが、ワールドワイドにお釈迦様やゾロアスターなんかも預言者に加える感じの宗教ですね。
イスラム教をさらに新しくしたみたいな宗教だから、イラン政府とは対立します。バハーイー教の元にもなったバーブ教もイラン発祥。イランは意外と、新興宗教が生まれるとでもあるんですね。
バハーイー教では9が聖なる数とされていて、寺院も九角形で造ったりするようです。
あとヘヴィメタルのスリップ・ノットが使ったりしてますね。
あと、八芒星以降は、入力時に変換しても出てきません。きゅぼうせい
十角形・十芒星・デカグラム
流石に十芒星までくると、逸話も使用例もなかなか無いようですね。
Wikiの内容も数学的特徴が、申し訳程度に描いてあるだけになります。
十角形の方に目を向けると、こちらはイスラム建築に出てくるギリータイルという幾何学模様に出てくることが、旅人的ポイント。
ある図形だけで”敷き詰められるか?”という命題は、数学的にもかなり高度で複雑なものらしいですね。”平面充填”といって、ペンローズさんという学者が有名です。
十角形を含む平面充填は1974年にペンローズ・タイルとして発表されました。
しかし、よくよく調べてみるとイスラム建築に見られるギリータイルと呼ばれるデザインに同じパターンが含まれていたとか。
高度な数学的なタイルが遺跡に残されていたりもするんですね
おわりに
ということで、今回はいろんな星マークを見ていきました。
はじめは、ソロモンの星と、ダビデの星と、ベツレヘムの星だけ、まとめるつもりだったんですけど、気がつけば十芒星までまとめてました。
オカルトネタは、調べていると止まりませんね。
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